渡邉加代子/健康と食について考えるブログ

『健康であること』と『食べること』は生きていくために必要なこと。看護師の経験を通して健康と食について感じたことを綴っていきます。

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『健康であること』と『食べること』は生きていくために必要なこと。看護師の経験を通して健康と食について感じたことを綴っていきます。

最近の記事

自立から要介護へのプロセス『フレイル』

高齢化社会と言われるようになったのは1970年。 その後も高齢化率は上昇し1994年には高齢社会へ移行し 2007年には遂に超高齢社会を迎えました。 現在の高齢者人口は3640万人。総人口に占める高齢者の割合は29,1%と過去最多。 と同時に介護が必要な高齢者の割合も増加していき2021年の要介護・要支援認定者数は666万人です。 健常な状態から要介護状態になる間の過程をフレイルと言います。 フレイルは介護はもちろん栄養ケアでも重視されています。 今回は要介護にな

    • 高齢者の「ごはんを食べなくなった」その先の治療について

      「おばあちゃんがご飯を食べなくなったんです」 食欲低下を訴えてご家族が病院の外来を受診する光景はどの病院でもあります。 外来を担当した医師は食事量や体重低下の程度、日常生活動作がどの程度かを見て判断しますが必要とあれば入院して患者さんが再び食べれるように 治療を開始します。 1.ごはんを食べなくなった原因検索ごはんを食べなくなったのにはきっかけや原因があります。 入院したら点滴で栄養と水分補正のために点滴をしながら原因検索のため検査を開始します。 どんな検査があるでし

      • ごあいさつ

        はじめまして。 病院勤務をしながら心と身体の健康を社会に広めたいと考えている看護師です。 ここでは健康と食について私の感じたことについて書いていきたいと思います。 その1 看護師の理想と現実に苦しんだ新人時代看護師歴は今年で23年目になります。 中学2年の時に身内の死を通して命の儚さを知り、生きることを伝えることが自分のミッションと感じ多方面からアプローチできるのは看護師だと思い目指しました。 なりたくてなった看護師ですが新人の頃は理想と現実のギャップに戸惑いました