闘病中で自己否定が止まらない方に伝えたい3つのこと
今回は、闘病中で自己否定が止まらない方に伝えたい3つのこと、というテーマでお話ししたいと思います。
まず、闘病中はとにかく自己否定が止まらないですよね・・・
では、いったいなぜ、闘病中の方は自己否定が止まらないのか。
自分なりに原因を分析してみました。
そもそも病前性格として、几帳面で、完璧主義(白黒思考)、比較体質、ものすごく負けず嫌い
体調がすぐれない
治療法が見つからない
不眠症(回復のサイクルに入れない)
働けていない(劣等感、収入源がない)
将来への不安
人との繋がり、触れ合う、話す機会がない
経済的な困窮
「他人の生活を眺める」時間だけは大量にある(SNSなど)
だいたい、こんなところでしょうか。
もともと、同世代の中でも「優秀」とされてきた方ほど、自己否定の波が大きくなると考えています。要はそれまでの生活との落差(少なくとも自己評価では)が大きくなり、病を理由に、「理想的な自分」を追求したり・努力することすらできなくなるからです。
ただ、数年そのループに入っていた者として、僭越ながら3つのアドバイスをさせて頂きたいと思います。
仕事より闘病生活の方が1000倍きつい
まず、社会復帰してみて思ったのですが、仕事より闘病生活の方が遥かにキツいという事実です。闘病中に働けてないときは劣等感を感じることもあるかと思うのですが、むしろ、働いている人間をみたら、「なんて楽な生活を送ってるんだお前らは」という意識でいましょう。思想の自由は憲法で保障されているので、心の中で何を思うかは個人の自由です。
そして、実際にコロナ後遺症のようなある意味、予測しえない(本人に責任のない)理由で、闘病されている方もいらっしゃるかと思います。
そういう方は、特にこの意識でいましょう。
500年後に名前が残っているのは、ビルゲイツとリオネルメッシだけ
闘病中は、周りの人間と比較して、劣等感に落ちやすいのですが99.999999999999999999999%の人間は、名前や存在すらこの世に残らず死んでいきます。
(かなりの独断と偏見ですが)
個人的に500年後に名前が残っているのは、ビルゲイツとリオネルメッシぐらいだと思います。なので、ほとんどの人間は等しく無価値、という事実を思い出して欲しいと思います。
サッカーでは移籍市場、ビジネスパーソンであれば転職市場が開かれていますが、要はほとんどの人間は「替えが効く」からこそこういった市場が成り立っているわけです。(さすがに、ビルゲイツやリオネル・メッシの替えを探すことは不可能かと思いますが・・・)
要は、ほとんどの人間なんて替えが効く存在なんだから、無駄に自分だけ卑下し、劣等感を感じる必要はないということです。
普通の人間が10年、20年働いても分からないことを数年で勉強させてもらえている
最後に大事なことを。
それは、この数年の闘病生活は、普通の人間が10年、20年働いても分からないことを勉強させてもらっているということです。
大きな病にぶつかった年齢が若ければ若いほど、将来に対する不安も大きくりますが、乗り越えてさえしまえば、そのリターンを最も多く受けられるのもその若さゆえであると思っています。
だから、いま、学生さんや20代という若さで大病/難病と戦っている方には、そのこともお伝えしておきたいと思います。
あなたは、毎日生きてるだけですごいのです。
毎日の闘病生活で発狂しそうな時は、貯金と相談しながら、自分が唯一心が躍ることにはお金を使ってみてください。
生きてるだけでやっとの状況なので、毎日ご褒美があっても良いぐらいです。それぐらいのマインドセットで毎日を過ごしましょう。
いかがでしたでしょうか。
闘病中で自己否定が止まらない方は、ぜひ参考にされてみてください。