【レポート】『はたなに』×PHPerkaigi 2023 エンジニア・デザイナーの皆さん、教えて!働くってなに?
※本イベントは株式会社ウエディングパークが、スポンサード、メンバー登壇した「PHPerKaigi 2023」の社内向けイベントです。
こんにちは、note編集部です。
「技術とデザインのウエディングパークを創る」ために、部門を超えて有志で立ち上がったイベント『はたなに』。「働くって何だろう?」「どうして企業で働いているの?」「どうしてエンジニア、デザイナーなの?」「叶えたい未来、教えて!」の4つをトークテーマに、エンジニア・デザイナー一人ひとりの仕事への想いや考え方を深掘りし、発信していく本イベント。スタートの背景はこちら
トークテーマは全部で4つ。
今回は、プログラミング言語PHPに関する国内最大級のイベント「PHPerkaigi 2023」に登壇した、takedajsさん、ヒエイさん、onoponさん(MC)がゲストの特別回。開催はなんとイベント前日!登壇を目前に控えた3人の「働くって、なに?」を深掘りしました。
『はたなに』Vol.5×PHPerkaigi 2023
開催日:2023.3.22
登壇者:takedajs(エンジニア)、ヒエイ(エンジニア) MC:onopon(エンジニア)
onopon:それでは早速、takedajsさんの『はたなに』を教えていただきましょう。
takedajs:僕は猫を2匹飼っていて、そのご飯代を稼ぐために働いているというのがひとつ……あれ、チャットで「妻と子どもはどうした?」って言われていますけど、もちろん家族のためでもありますよ(笑)
でも単純にお金を稼ぐためだけのものではなくて、僕にとって働くとは「社会貢献+楽しみ+お金」です。この価値観の元になっているのは、ある本に書かれていた「人生で大切なもの6つ」というもの。その本には、「人生において大切なのは社会貢献・趣味・金融資産・交友関係・健康・家族の6つで、仕事には社会貢献と楽しみ、お金の要素が含まれている」と書かれていました。
正直、学生時代は「仕事=お金を稼ぐためのもの」と思っていました。でもいざ働き出してみると、自分の仕事が社会の役に立つことや、チームで一丸となって仕事に熱中する楽しみの方が、「働くこと」を構成する要素として大きいと感じています。
仕事で高い目標を目指していくときには、辛いこともたくさんあります。そんな中でも、チームのみんなで励まし合いながらなんとか頑張って達成していく過程が楽しくて、やりがいを感じます。
僕はMr.Childrenが好きなんですけど、「CENTER OF UNIVERSE」という曲の「総てはそう 僕の捕らえ方次第だ」という歌詞にとても共感していて。たとえば、同じことでも辛いと思う人がいれば、一方で楽しいとか頑張ろうと思う人もいますよね。僕自身は、辛いと思うのではなく、自分を成長させてくれるもの、楽しいものだととらえるようにしています。
次の「どうして企業で働いているの?」「なぜウエディングパークなの?」については、同じ目標に向かってみんなで頑張れる環境で働きたかったからです。
大学時代に研究室のメンバーと一緒に、研究の課題を解決するためのWebサービスを開発したことがあったんです。みんなで同じ目標に向かって、熱中してWebサービス開発に取り組むのはすごく楽しくて、「こんなふうに働けたら仕事って楽しいんじゃないかな」と感じました。
実は学生時代はウエディング業界にはまったく興味がなかったんです。でも、就職活動でいろいろな企業を見ていく中で、たまたまウエディングパークの人事の人と話した時に「結婚する人の半分しか結婚式を挙げていない」と聞いたんです。当時、結婚する人は全員結婚式をやるものだと思っていたのでびっくりして、そこで少し興味が湧いたんですよね。人事の方に、ウエディングパークの社員の人とのランチ兼質問会をセッティングしてもらい、参加することにしました。
事前に質問をたくさん用意していきましたが、いざランチが始まったら「ウエディング業界の課題をITで解決するにはどうすればいい?」という話題で盛り上がって、質問会というよりディスカッションのような雰囲気になったんです。僕も「こうすれば実現できるんじゃないか」と考えたことをいろいろと発言しました。その時に「この会社なら、みんなで同じ目標に向かって熱中できる環境で仕事ができるんじゃないか」と感じて、ウエディングパークを選びました。
次に「どうしてエンジニアなの?」についてですが、もともとネットが好き、ものづくりが好きだったからです。中学時代は土日にひたすらオンラインゲームをやっていて、そこからネットに興味を持ち始めました。ものづくりも好きだったので、情報系の大学に進み、そこからエンジニアになりました。
でも実は、ずっとエンジニアであり続けたいとは思っていなくて。仕事をしていくうちに、「自分は課題を改善するとか、今あるものをより良くし続けることが好きなんだ」と気づいていったんです。日常の中でも、「これってもっとこうした方が良くなるんじゃないか?」と考えることは多いので、もともとこういう性格なんでしょうね。最終的に課題解決につながるのであれば、解決の手段は必ずしもエンジニアリングでなくても構わないと思っています。
「叶えたい未来、教えて!」は、「結婚を、もっと幸せにしよう。」です。結婚って結婚式をやったら終わりではなくて、その後もずっと続くものですよね。結婚式を挙げた2人が幸せな状態を保ち続けられるように、そこに対する課題を解決していきたいと考えています。
そして結婚をもっと幸せにするためには、ウエディング業界、ひいてはウエディングパークをもっと幸せにしたいとも考えています。
ウエディング業界からウエディングパークに転職してくる人も多いのですが、皆さん業界の中にいた視点から「ここを改善したほうがいい」という意見を多く持っているんです。いろいろな話を聞く中で、ウエディング業界の働く環境をより良くしていきたいと思うようになりました。
あとは、そもそも自分たちウエディングパークが幸せにならないと意味がないな、と。たとえば、Photorait本部のメディアチームでは毎クォーターごとに業務フロー改善ミーティングをしていますが、まだまだ全社的に課題を改善する文化がつくれているわけではありません。課題を見つけて改善するサイクルを作り、より良くしていく文化づくりをしていきたいと考えています。
onopon:takedajsさん、ありがとうございます!僕も協力できることがあれば、ぜひ一緒にやっていきたいと思いました。では続いて、ヒエイさんの『はたなに』を教えてください!
ヒエイ:僕にとっての「働くって何だろう?」は「生活と社会への貢献」です。
ベースとしてはtakedajsさんと同じように、夢中になれることや楽しいと感じられるものを仕事にしたいと考えていて、その上でこの2つの軸があります。自分や家族のためにお金を稼ぐことと、誰かのためになるものを作ること。この2つが、僕にとっての「働く」です。
「社会への貢献」は、仕事に夢中になれる、楽しいと感じることにつながる要素のひとつでもあります。前提として僕はプログラムでものを作るのが好きなので、エンジニアの仕事そのものが楽しいのですが、さらに自分の成果物で、人を幸せにしたいと思っているんです。自分が作ったものが世の中のためになっていると実感することで、より仕事に熱中できるんじゃないかと考えています。
次の「どうして企業で働いているの?」「なぜウエディングパーク?」は、仲間と一緒にひとつのことに取り組んで、喜び合ったり助け合ったりする環境を求めていたからです。
僕は中途入社なんですが、前職を辞める時に、個人で働くか会社に所属するかで悩みました。これまで仕事をしてきた中で、みんなで同じことに夢中になれる経験をしたことがなかったんですよね。仕事でそういう経験はできないのかな、だったら1人でやっていこうかな……と最初は思っていました。
でも、ウエディングパークに勤める知人から会社の話をいろいろと聞く中で、「ここに自分が求める環境があるんじゃないか」と感じたんです。とはいえ、会社って実際に働いてみないとわからない部分が大きいじゃないですか。だから不安もありましたが、「会社で働くことにもう一度チャレンジしてみよう」と決めて、ウエディングパークに入社しました。
実際に入社してみて、チームメンバーはみんな仲間であり同士だな、と感じることがすごく多くて。困った時には助けてもらえるし、自分が何か手伝った時には、些細なことでも「ありがとう」と言ってもらえる。そういう仲間たちと一緒に、ユーザーやクライアントに喜んでもらえるものを作って届けていくのは、まさに求めていた環境だと感じています。僕自身も、メンバーに対して感謝の気持ちはきちんと言葉で伝えるよう心がけています。
「どうしてエンジニアなの?」は、自分が作ったものが人の生活をより良くするとか、影響を与えられることに快感を感じるからです。できなかったことができるようになったり、便利になる仕組みを提供できたりした時に、「もっとこういうことをやり続けたい!」と思います。
エンジニアに求められるものがどんどん増えている一方で、オープンソースが世の中にあふれ、1から10まで仕組みを把握していなかったシステムも取り入れやすくなってきています。求められるものよりも1ランク2ランク上のものを提供できるようにしていきたいですね。
最後の「叶えたい未来、教えて!」ですが、こんな機能があればユーザーが幸せになれるかなと想像したものを作り、喜んでくれたユーザーから新たな機能を求められて……というサイクルを作れたらと考えています。
自分としては最大限いいものが作れたと思っていても、実際にユーザーに使ってもらう中で「もっとこうしたほうがよかった」「ここは便利になったけれど求められていなかったな」と感じることもあります。仕事としてやる以上は、誰からも求められていないものを作っても意味がないと思っていて。ユーザーの反応にきちんと向き合いながら、本当に求められているものを提供する。このサイクルを活発化することで、事業を大きくしていくことに貢献していきたいです。
次回の『はたなに』Vol.6もお楽しみに!
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