【レポート】『はたなに』Vol.9 エンジニア・デザイナーの皆さん、教えて!働くってなに?
こんにちは、note編集部です。
「技術とデザインのウエディングパークを創る」ために、部門を超えて有志で立ち上がったイベント『はたなに』。「働くって何だろう?」「どうして企業で働いているの?」「どうしてエンジニア、デザイナーなの?」「叶えたい未来、教えて!」の4つをトークテーマに、エンジニア・デザイナー一人ひとりの仕事への想いや考え方を深掘りし、発信していく本イベント。スタートの背景はこちら
トークテーマは全部で4つ。
今日のゲストは+Creation本部でエンジニアをしているくぼさんと、あずまさんです。それではどうぞ!
『はたなに』Vol.9
開催日:2023.5.17
登壇者:くぼ(エンジニア)、あずま(エンジニア)
MC:onopon(エンジニア)
onopon:では早速、くぼさんの『はたなに』を探っていきますね。
くぼ:「働くって何だろう?」は「毎日をワクワク過ごすための要素」です。僕は子どもが小さいので家族と過ごす時間も多いんですが、お風呂のときとか、お布団の中でも、開発や調査のことを考えています。その中で、「今度これやってみよう」と思い浮かぶことがあって、ワクワクしてきます。
仕事では一発で解決できることって少ない。じゃあどうするかというと、方法は2つあって、1つは投げ出さずに、どこかに着地させること。もう1つは、実際に課題に直面する人が求めている答えじゃないところにある答えを探すこと。着地させるために、最短距離を取る方法を考えるんです。例えば、古い有名な話で、「馬に乗って早く走りたい」っていう要望や課題があった時に、直面している人は馬を調教しようとするかもしれないけれど、実は車を使った方が早いっていう。そういうことを探して、「実はこれで行けるんじゃないですか」って、提案していくことにワクワクします。
「なぜ企業を選び、ウエディングパークを選んだのか」というと、「みんなで開発したものが役立つ場面を見たいから」ですね。ウエディングパークへの入社は、インターンがきっかけでした。当時のエンジニアのイメージって暗いし、みんながなりたくないような職業というイメージだったんですが、ウエディングパークのエンジニアの皆さんは話しかけやすいし、明るく働いていました。そんなところで役に立つ場面が見られるなら、ウエディングパークで働いてみようと思ったんです。
開発って、1人でもできるかもしれない。けれど、みんなで、ああだこうだ言いながら開発したい。さらには、実際にクライアントさんやユーザーさんに使ってもらえ、声を聞ける、役立つ場面が見られるのが大事だと思って働いています。
実際に自分の結婚式の時に、担当のプランナーさんが「毎日御社の管理画面を使っていますよ」って言ってくれたり、友達が「ウエディングパークのマガジン見て、花嫁の手紙を書いてたわ」って言ってくれたりと、すごい身近に使ってくれてる人がいる。そういう使われている実感、役に立っている実感が持てるのもウエディングパークならではだと思います。
次に「どうしてエンジニアなの?」ですが、これは「そこにパソコンがあったから」です。父親がパソコンを使う仕事をしていて、家に古いパソコンがあったんですが、父の知り合いがそれを修理というか魔改造していて(笑)。パソコンって分解して改造できるんだって、そこで知りました。そこから小学3年か4年くらいの久保少年は、プラモデルみたいな感覚でパソコンをバラバラにしていたんです。中学生の頃には「パソコンを分解するのは、わかったから、その中で動くプログラミングをやってみたいな」って思うようになって、進路を情報系の高専にしました。
その後も知人の壊れたパソコンを直すのが好きで。自分ができることをして喜んでもらえるのがうれしい、楽しいという感覚はそこで感じるようになったのかもしれませんね。エンジニア系に進むきっかけになったひとつは、大学のときに図書館でバイトをしていたこともあるかなと思います。図書館の事務員さんがエクセルで集計作業するのに、2時間かかっていた。それに僕がプログラムを書いたことで、5分でできるようになった。喜んでもらえたんですよね、それでシステムエンジニアを目指しました。
僕の「叶えたい未来」は「いつまでも技術にワクワクしながら世の中の課題を解決していく」未来です。世の中には、すごいエンジニアの方々がたくさんいて、今だとChatGPTとか、新しい技術が日々生まれてきます。僕は多分そこまでの新しいものは作れない。けれど、皆さんが作ってくれたものを把握して、それをウエディングパークやウエディング業界で、課題解決のために使っていきたい。いろいろ調べながら、みんなと一緒に、より幸せになるためにどうするかということを考えていきたいと思っています。
onopon:ありがとうございます!では、続いて、あずまさんの『はたなに』をお願いします!
あずま:僕の「働くって何だろう」は「“役に立って”その対価としてお金をいただく」ことだと思っています。趣味でも物を作ることはできますし、とりあえず時間を浪費すれば、お給料がもらえることもある。でも、それより、僕は人の役に立つっていうことを仕事にしたい。そのために普段からいろいろな解決策が提示できように、自分の知識欲を満たすだけの学びではなくて、どんなことをすればいいかとか、何が役に立つだろうかと考えながら学ぶように意識しています。
いろいろなプロジェクトに参加したり、人と話したりしていると「こういうの大変なんだよね」という課題感から、それに対応できる情報がないかなと調べる、困りごとから調べるパターンもありますし、「最近、こういうの流行っているけど、これって、うちの困りごとと組み合わせたら、うまいこと化学反応が起きて役に立つんじゃないか?」というパターンもあります。いずれにしても、雑談から「こうやって解決したらよくない?」って発展させることを意識しています。会話の中で実は見えてない課題が出てきて「それはこうやって解決したら、ハッピーになるんじゃない?」みたいなことが見えてくる、日ごろのコミュニケーションから一歩進められるきっかけに繋げられると嬉しいんですよね。
「どうして企業、ウエディングパークで働いているの?」は「ひとりではできないけど、チームでならできることが広がる」からです。僕はもともと、プログラミングではなく人体の研究をしていたんですが、高専出身で物を作ることが楽しいのを知っていた。だから、就活の時にそれを仕事にしたいと思っていましたし、インターネットやWebの力で世の中を変えられたらすごくいいなと。そんな中で、就活の時に「ウエディング業界を変えていきたいんだ」という話を当時の人事担当から聞いたんですね。やることの明確さ、1本筋が通っているウエディングパークに惹かれたんです。
ただプログラムが少し書けるぐらいで、デザインもできないですし、ディレクションもできないですし、売ることもできない、広報もできない。できないことがたくさんある。それをみんなと一緒にならできる。いろんな人がいて初めて、すごいものが作れる。1人でできることって限られていて、大きいことを実現したいときは、いろんな人の知恵や力を借りることが大事だと思っています。だから、企業で働いています。
「どうしてエンジニアなの?」かというと、「人生のコンセプトを自分の中で最も体現できる方法だからです。自分が作ったもので、人に喜びとか驚きを与えたいというのが僕の人生のコンセプトとしてあるんですが、それを体現できるのがエンジニアリングだと思っています。
子どもの頃に料理人を目指していたんですね。その理由は料理を作ると、反応してくれる人がたくさんいるから。そのうちに料理に限らず、モノづくりをすると、「作ったのすごいじゃん」って反応してくれることがあるし、それが嬉しいと気づいた。それで、モノをつくる仕事がしたいと思ったんですね。最初はゲームが好きなので、ゲーム作りを目指して高専に行ったんですが、誰かの役に立ったら嬉しいという本質に気がついて、ゲームにとらわれなくていいことに分かったんです。エンジニアとしての能力をもっと高めて、みんなが困ってることにスピーディーに対応したり、品質の高いモノをつくったりしていきたいですね。
僕の「叶えたい未来」は「10年後も、20年後も、誰かの思いを形にする“働き”をしたい」です。20年後を考えると体力が心配な面もありますが、20年後も前線で活躍できるクリエイターでいたいです。自分の思いを形にするみたいなことって趣味でやればいい。それよりは誰かの思いを形にしたいんです。みんなの悩みやアイディア、リクエストを反映したものを作るって、すごく楽しい。僕がチームに入ることで、誰かが思ったこと、特にディレクターさんのアイデアや「こうしたい」を実現したい、形にしたい。それはウエディングパークとしても楽しいし、熱いですよね。
次回の『はたなに』Vol.10もお楽しみに!
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