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MOS資格が仕事で有利になる!3科目合格して基礎を固めましょう

低難易度ながらも取得が推奨されるMOS資格。

独学して、行政書士・FP2級などと並行してMOSのWord、Excel、PowerPointを取得しました。

結論から言って、自分の役に立つ資格であると感じています。
ただ、少し注意点も多いですが・・・。

職種や職業によっては、Officeが使えると役に立ちます。というか使えていないとヤバいくらいです。

新入社員が入社時点で身につけておきたい2位のスキルになるぐらいの重要スキルです。

  • 官公署に提出する書類作成の専門家としてWordを使用する行政書士

  • Excelに関数とマクロを詰め込んでいる経理職

  • PowerPointでのプレゼンの機会の多い営業職

  • Outlookで即レスかつ丁寧な文章でやり取りをしているフリーランス

こういう人には是非勉強してもらいたい資格です。


メリット

Officeを扱える証明が簡単にできて、就職に強い

今の10~20代はスマホを使う機会が多いため、PCに触れたこともなく、社会人になって初めてPCを使う、むしろPCは不便と感じる人もいるくらいです。

そのため、本当に最低限のPCやOfficeが使えるのか、採用担当者にとっては不安なところです。

ネットサーフィンと違法アップロードされた動画を見れるだけなのに「パソコンできます」と言っちゃう人もいれば

Officeのほとんど全ての使用経験があり、自分でPCの組み立てもできるし、プログラミング言語も一通りマスターしているのに「パソコンはできません」と言う人もいます。

そこで、マイクロソフト社という超大手の会社から一定のスキルを持った人間の証としてMOS資格を取得した人というのは、「最低限の知識と技術、操作方法などを一通り身につけている常識のある人」という証明を、一言で客観的に説明できるため、採用側としては安心できるのです。

特に派遣などで応募したい時に、MOS資格を一通り持っているとなると
「あー、一通りのスキルはあるんですね」
と営業担当者も派遣先(お客様)にも安心して紹介できるので、社内選考や顔合わせを突破しやすくなります。

MOSは民間資格ですが、超大手企業のマイクロソフト社が主催のため、知名度と信頼度は並大抵の民間資格よりは確かなのです。

本屋の参考書のスキルをプラスすると強い

WordやExcelの裏技や神業テクニックをまとめたような辞典や専門書を本屋で見たことはありませんか?

MOSのテキストでも充分なスキルは身につくのですが、やはりペーパー知識だけでやっていくのは厳しいですし、応用が利きません。
回りの人よりも大きく差がつけられるほどのスキルが身につけられるかというと微妙なところです。

ですので、取得後には下記のような本を読んで、更にOfficeのスキルを上げていきましょう。
MOS資格に受かるくらいの基礎知識・基本操作が分かっていないと読んでもよく分からないので、合格後に手に取ってみてください。

こういった参考書でMOSで学んだ操作・スキルを更に磨いていたので、仕事の質と効率がだいぶ上がりましたし、自信がつきました。
基礎が固まった感じがしましたね。

複数科目合格できると、「Expert」になる

最新バージョンの「MOS 365」資格では、下記の8科目が受験できます。

Word
Word Expert
Excel
Excel Expert
PowerPoint
Access
Access Expert
Outlook

expertは上級資格であり、学ぶ内容と試験内容が少し複雑になり、受験料と難易度が少し上がります。

Wordなら索引や文献目録の作成、Excelならブック管理やマクロ作成、ピボットテーブルといった少し専門的な内容になります。
Expertの範囲は実務でもあまり使わないかもしれないし、Accessは使ってる会社が1社しか経験なかったので、後述するように受験料が高いこどあり、勤務先で必要になったら取ろうと思いました。

このうち

Word
Word Expert
Excel
Excel Expert
PowerPointまたはOutlook

この5科目を取得していると、高度なOfficeスキルを持つ証明として、MOS Expertという最上級資格者として認定されます。


順番は不動で、要件を満たす最後の資格を取得すると同時に認定されます。

MOS2016以前では「MOS MASTER」と呼ばれていました。ひとつ・ふたつの合格者は多いものの、複数科目を持ち「MASTER」や「Expert」認定を受けるほどに合格を積み重ねた者は、MOS合格者全体の、わずか数%しかいません。

MOSはWordだけとか、Excelだけとかの単体ではなく、Expertレベルまで含めて複数合格することで強い効果を発揮できます。

なお、MOS資格は特にこだわりがなければ、受験当時に受験できる科目のうち、最新バージョンを受験してください。

あまり古いバージョンだと、取得してすぐにサポートが終了してしまったり、後で他の科目を受験したいときに受験できなくなってしまっていたり、サポートが終了してしまう恐れがあります。

わりといつでも受験できる

地域差があるのですが、MOS試験は毎週、毎月のように受験できます。

パソコンを操作して、問題文の通りに制限時間内に操作をしていく方式で、試験が終わってすぐに結果が分かるCTB方式です。

最寄りの試験地と、空きのある試験日を選んでネットで申し込み→受験料振り込みなどの手続きをします。

年に1~2度くらいしか受験できず、合格発表まで数ヶ月かかることもある国家資格・公的資格、他の検定試験と大きなメリットですね。

デメリット

受験料が高い

受験料が結構高いです。
1科目につき10780円
Expertは12980円
です。

複数科目~全科目に合格しようとなると、費用が5~6万円になってしまいます。かといって1科目だけ合格しているだけでは、アピールポイントとしても弱いです。

気軽にいつでも受験できるとはいえ、何度も落ちたくありませんね。

受験勉強にはOffice入りのパソコンが必須

テキストには模擬試験や練習問題ができるCD付きです。

そして普段の勉強には、テキストを読みながら操作をしていく必要がありますので、Office付きのPCを所持しているか、Officeのサブスク契約をしていることが前提となります。

一応操作のひとつひとつに解説と、操作画面が載ってあるので、PCを使わずとも受験することもできなくはないのですが・・・。

受験したいバージョンのOffice付きのPCを自分か家族が持っているか、会社で使用しているPCを受験勉強で使ってよいと許可されていない人でないと、受験勉強そのものが難しいです。

当時の自分には、サブスクという概念がなく、バイト代からテキスト・受験料を捻出して、年数が重なって動作が重くなったOffice付きの中古のノートパソコンを購入するところから始まったので、ある意味それが受験資格となり、受験するまでのハードルが高い試験でありました。

特にスペックは高いものは要りませんが、正規のOffice付きPCとなると、Amazonでもまぁまぁな値段がしますので、そこがネックですね。

サブスクは1ヶ月間1300円ほどで利用できます。
MOS試験は個人差がありますが、1〜3週間ほどで合格できますので、わずか数カ月間だけ契約するのもありですね。

余談 MOSは役に立たないとか言ってるヤツのなかには、MOSレベルのスキルもないから気にしなくていい

よく、検索していると「MOS 役に立たない」「MOS 恥ずかしい」というネガティブな関連キーワードが出てくることがあります。

確かに、普通のサラリーマンであればOfficeは使えて当たり前という常識がありますので、それをわざわざ勉強して受験して、履歴書に書くということにコスパ・タイパの悪さを感じている人もいるのでしょう。

しかし、民間資格とはいえ
資格がある人とない人との差は絶対です。

持っている人が役に立たないと言っているのでなければ、持っていない人・受からなかった人の嫉妬・戯れ言だと思って無視していいです。

冒頭でも話しましたが、スマホとタブレットの普及と高性能化により、パソコンをほとんど触ったことのない新入社員・若手社員は本当に多いです。そういう意味では、昔より相対的に資格としての価値が上がっているのではないでしょうか。

MOS資格をネガティブに思っている人はMOSで学べる操作・スキルもない人かもしれませんし、10年間くらい事務職の経験がある人でも、MOSで学べる操作を知らない人がたくさんいます。

俺はMOSで学んだことを活かして、資格より経験が大事だとドヤる上司に「セルの結合とウインドウの固定のやり方」を教えました。

まとめ MOSは営業職・事務職(特に行政書士)にオススメの資格

いかがだったでしょうか。
MOSは受験料は少し値が張るものの、いつでも挑戦できて、難易度も低いので、資格試験に挑戦してスキルアップを図りたい人にはオススメの入門資格となります。

Officeを資格が取れるほどに勉強し、仕事の基礎スキルを固めているというのは強みになります。

そして、多くのサラリーマンにとっては、Officeを使う機会は多少なりともありますし、士業・フリーランスにとってはOfficeがどれだけできるかが、仕事の成果の分かれ目といっても過言ではないでしょう。

たとえば、役所へ提出する書類の作成・手続き代行の専門家である行政書士は、市町村のHPからWordやExcelのひな形・様式をダウンロードして、書類を作成していくことが多いのですが、わずかな操作ミス、記載ミスも書類差し戻し、ひいては業務遅滞、お客様トラブルの原因となります。

MOSを持っているだけでも違いを感じられる職業だと、MOSも行政書士資格も持っていなかった下積み時代に痛感しました。

まずは、Word、Excel、PowerPointの3科目合格に加えて、専門書で復習と補強していきましょう。

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