ケガ予防:足首の柔軟性を意識しよう(第12号2022/12/5)
こんにちは。インストラクターChiakiです。
今日のテーマは「足首の柔軟性」です。
どんなスポーツも下半身をよく使うことが多いので、ひざや股関節の可動域、太ももの筋力についてのトレーニングやケアに関する話題はよく目にしますが、足首についてはそれらに比較すると少ない印象を受けます。
足首は、立つ・歩く動作を正しく効率的に行うには重要な部分です。
といっても、立つ・歩く動作を学ぶ機会はほとんどないと思うのでふだんはあまり意識しないかもしれません。
子供でも大人でも立ち姿勢をよく見てみると、一部の趾(あしゆび)が浮いていたり、かかとがしっかり地面についていなかったりという状態の人も少なくありません。
そのため、体幹を鍛えたいという児童の指導にあたっては、まずは立ち姿勢に問題ないかを確認しています。
かかとも足の指もそれぞれがしっかり床についているか、さらにお腹を中心に意識して脚は床に突き刺すようにしっかり立てるか、”なんとなく立つ”と”しっかり立つ”の違いを判ってもらうところからスタートしています。
また、足首が硬いとケガのリスクも上がりますので、足首のストレッチも忘れずに取り入れることをお勧めします。
その際、体育の時間に教わるような立った状態でつま先を地面につけてぐるぐるするやり方よりも、座って片足あぐらのような体勢で足首を持って回すほうがしっかり回せます。回す方向もできれば右回し・左回しそれぞれできるとベストです。
足首は昔に比べると日常生活のなかでは一番鍛えにくくなってきている部分だと思います。
トイレの洋式化、舗装された歩きやすい道路、公園の木登り禁止、土のグランドで走る機会・・など、趾やかかとをしっかり地面につけて踏ん張るような場面は相当減ってきています。
なので、運動前はもちろんですが、できれば自宅でテレビを見ながらリラックスしているときやお風呂上りなどにも取り入れて、なるべく頻繁に足首をストレッチしておくほうがパフォーマンスアップにもつながります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
◎今週のやってみよう
足首の話題だったので、ついでに足の指トレーニングをご紹介します!
【スクイーズ足の指トレーニング】
もともと幼児向けの「数取りあそび(ゲーム)」で使用されているスクイーズを使ったトレーニングです。
詳細は動画を参考いただければと思いますが、スクイーズの右側を右の親指で、左側を左の親指で押して、趾の感覚を上げるトレーニングです。
慣れてきたら小指を使いますが、小指はちょうど動画のサムネイルのように右の小指を使うときは左側を、左の小指を使うときは右側を押すとやりやすいです。
もし気に入っていただけましたら、次回の更新もぜひ楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。