人はそんなに変わってないんだろうな(世阿弥『風姿花伝』今こそ名著版)
「能」、「世阿弥」、「風姿花伝」と聞いても、日本史で勉強した程度の人は多いと思う。
かくいう私もその一人だ。
『風姿花伝』は能の大家である世阿弥が書いた「能の奥義書」と言えるものだ。
彼の経験や父である観阿弥からの教えを基に、能との向き合い方、上手くなるコツ、弟子の育て方などといったことが簡潔に書かれている。
本書は今回初めて読んだのだが、こんなにも現代に通じる内容なのかと驚いた。
「生業」や「仕事」ひいては生き方の要諦は700年以上前でも変わらない。
これを知ることが