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読書日記2020

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2020年に読んだ本について書いてます。
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2020年1月の記事一覧

育てるリーダー(高津臣吾『二軍監督の仕事』)

高津臣吾 90年代ヤクルトスワローズ黄金時代のクローザーであり、メジャーリーグにも渡った大投手だ。 来年からスワローズの監督になる彼が二軍監督時代に書いた本書。 現代の組織論・育成論として読んでも面白いし、野球論も柔軟な発想が多くて興味深かった。 1章〜4章の題名は以下となっている。  第1章 育てるー育成には、プランが大切だと改めて知った  第2章 モチベーションを高めるために必要なこと  第3章 育てる組織  第4章 コミュニケーションが円滑な組織を生む 完全にビジネ

人はそんなに変わってないんだろうな(世阿弥『風姿花伝』今こそ名著版)

「能」、「世阿弥」、「風姿花伝」と聞いても、日本史で勉強した程度の人は多いと思う。 かくいう私もその一人だ。 『風姿花伝』は能の大家である世阿弥が書いた「能の奥義書」と言えるものだ。 彼の経験や父である観阿弥からの教えを基に、能との向き合い方、上手くなるコツ、弟子の育て方などといったことが簡潔に書かれている。 本書は今回初めて読んだのだが、こんなにも現代に通じる内容なのかと驚いた。 「生業」や「仕事」ひいては生き方の要諦は700年以上前でも変わらない。 これを知ることが

物語が世の中を動かす(佐々木康裕『D2C「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略』)

 「はじめに」を読んで、これはいま読むべき本だとすぐに悟った。 「モノ売りからコト売り」と何年も前から言われているが、最先端は「世界観」を売っている。テクノロジーの力を掛け合わせて。 アメリカの最先端事例を紹介しつつ、D2Cという新しいビジネスモデルを紹介している本書。 企業としてだけでなく個人のブランディングの観点でも示唆に富んだ内容だと感じた。 ストーリーはブランド構築に必要不可欠な要素になる  ストーリーテリング×データドリブン D2Cはこれを掛け合わせたビジネ

名著は暖かい(スティーブン・R・コヴィー『7つの習慣』)

全ての自己啓発は『7つの習慣』に通ずる。 おそらく誰かが既に言っていた気がするが、読み進めるごとにそう思うようになった。 それくらい、社会で生きていく上で普遍的な内容が網羅されているのだと思う。 何より著者の暖かさが感じられる。 そこが、この本が長年読まれ続けている理由だと感じた。 この暖かさの源泉は語り口と随所に出てくるエピソードだ。 著者の家庭の話も多く出てきて、人間味に溢れている。 終盤に出てくる奥様との話は特によかった。 どれもよくある話なので、自然と自分と照

読書メモはじめます。

読書は私が一番継続的に行なっているインプットだ。 最も手軽に時間的に自由に知見を得る手段だし、著者の主張が凝縮された濃度が高いメディアだと思っている。 かといってものすごく多読というわけではないのだが。 せっかくなのでしっかり読みたい、と思っているのでスピードが上がらないことが要因だが、速く読んでも仕方ないかなとも思う。 ちなみに、私はここ数年ビブリアというアプリで読んだ本を記録している。 読書管理ビブリア https://apps.apple.com/jp/app/i