仕事の価値を考える
おはようございます。WORK Design Libraryです。
本日は自分の仕事の価値について。自分の仕事が何に役立っているか考えることで、自分の仕事に誇りを持てることにつながっていると考えます。
人の役に立っているから仕事
新卒採用などで、仕事選びで大切にしていることを尋ねると「人の役に立つ仕事がしたい」「ありがとうと言われる仕事がしたい」と答える方が多数いらっしゃいます。本当に素晴らしいことだと思います。他者、社会への貢献意欲が高く、成熟した豊かな社会でしか出てこない素晴らしい答えです。日本の未来は明るい。だからこそ、少しここで仕事ということについて考えてみることにします。
そもそも私たちは、生きていくために働きます。より豊かになるため、幸せになるために働きます。マズローの5段階欲求説に即して考えると、生存欲求を満たすため、安全欲求を満たすため、所属の欲求を満たすため、承認欲求を満たすため、そして自己実現の欲求を満たすために働くのだと思います。現代では社会が豊かになり、この5段階欲求の高度なものを満たすための仕事になっています。人によってはそれが仕事を通じた自己実現であり、人によっては仕事を通じて手に入れた物質的な見返りによって欲求を満たす場合もあります。どちらかが正しいわけではありません。
ただ、いずれにしても私たちは仕事を通じて提供した価値に対して対価を手に入れます。そして対価を誰かが支払うということは、自分以外の誰かがその仕事に、提供しているコトに価値があると認めているから成り立っているのです。
冒頭の話に戻りますが、私たちがどんなカタチであれ働いて給与を得たり利益を得たりしているということは、それが人の役に立っているから成り立っているのです。つまり私たちの仕事は給与や対価をもらっている限りはすべて「人の役に立っている仕事」なのです。
自社の提供価値を考えてみる
でも、残念ながら自分の仕事で扱っている自社の商品に対して「自社製品なんて買わないです!」とか「自社のサービスは絶対利用しません」とか言う人もいます。
自分の提供している価値、自社の商品の価値に実感がないのかもしれません。
けれど、それでも選んでくださるお客様がいらっしゃるので、その商品やサービスは存在しているのです。必ず社会の中で、誰かから求められ、役に立つからこそ、お客様が価値を感じて対価を払ってくださり、それがその会社の業績となっているのです。
ある事業コンサルタントの人が、クライアントの経営者の方に必ず問う質問があるそうです。それは、「あなたの会社の提供価値はなんですか?」ということ。
多くの経営者はそのことに向き合っているのでこの質問に対して、たくさんよどみなく答えることができます。
そしてこの質問はとても奥深く、社会から求められる価値が変わり続けるからこそ、答えは変化しつづけます。さらには、変わらない幹の部分と変わり続ける枝葉の部分があるとも言えます。
会社としての立場ではなく、自分の仕事の提供価値は何か、自分の仕事が誰のために役立っているのか、誰にどんな意味をもたらしているのか、一度立ち止まって考えてみることが、自分の仕事に誇りを持つために重要だと考えます。
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