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就職氷河期世代は転職に後ろ向き。自分たちの賃金上昇を阻んでいる

連合の公表によると
今年の春闘の平均賃上げ率は5.1%だったが
就職氷河期世代はその恩恵を受けられていないそうだ。

賃金上昇を牽引しているのは「20代と60代」


2023年の企業規模別・世代別の賃金上昇率をグラフで見たところ

・大企業より中小企業のほうが賃上げしている
 →中小企業のほうが人手不足に直面しているため、積極的に賃上げして人材をつなぎ留めていると考えられる。

・大企業の30代後半~50代前半、いわゆる「ミドル・シニア層」の賃金は上がっていない
 →ミドル・シニア層は転職しにくく労働市場の流動性が低い年代のため、賃金が上昇しにくい。

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厚生労働省「賃金構造基本統計調査」&第一生命経済研究所首席エコノミスト永濱利廣さん


合わせて、就職する時に苦労を味わっていると保守的だとも思う。
まだ終身雇用を前提として働いている世代でもある。

氷河期世代は転職が活発でないので
企業経営者にとって人材流出への危機感が低いとも言えるだろう。



これまで散々、いい思いをしてこなかった氷河期世代に
またもや負のスパイラルが起きているのではないか。





\  本日も読んでいただきありがとうございました /

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1on1とキャリア自律の専門家
八木美和@社外メンター

毎週月・水曜日17時投稿
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