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躁うつ病になってしまった

 僕は精神病を患っている。双極性障害という病気で、躁状態とうつ状態を繰り返す病気だ。現在、薬を飲むことである程度症状は抑えられているけれども、それでも躁状態、うつ状態を繰り返している。

 躁状態、うつ状態とはどのようなものか。知らない人には想像することも難しいかもしれないが、一般的には、躁状態は気持ちが高揚し、気分が大きくなった状態を指し、うつ状態は物事に対する関心や取り組む意欲が失せて何もする気が起こらない状態などと説明される。

 医療現場ではもっと細かな指標が用いられる。精神障害の診断と統計マニュアルというものがあり、DSM(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders)などと呼称される。DSMは精神医学の発展に伴い度々改定されてきた。DSM-Ⅰから存在し、現在最新のバージョンはDSM-5である。
 このDSM-5による、躁状態とうつ状態の判断基準は以下のサイトで見ることができる。あなたの心の状態はどうであろうか。一度見てみると良いかもしれない。

 もちろん、これを見て自分で判断を下すことは危険である。何かの判断をしたい時は、必ず専門家を頼るべきだろう。ここでは「このようなものがある」という紹介程度にとどめておく。

 そして次に、僕が躁状態、うつ状態のとき、何が起きたのかを体験談を踏まえ、紹介していきたいと思う。

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