「自信がない」のメリットとは
「自信がない空気を最初に出すのやめませんか?」
大学院の同期にかけてもらった言葉はとても衝撃的でした。
個別プレゼンが終わり、先生の反応が鈍かったな。うまくできなかったのかな・・・と落ち込んでいた時だったので戸惑いました。
「中身はいいのに、最初に『私自信ないです。』という空気を出してから始めるから、みんな質問しづらいし、もったいない印象を受けますよ。
大丈夫。ちゃんとできてます!」
と言ってもらいました。
自信がない事と、それを人に伝わるように出すことの違い。
自信が無さそうな素振りをすることのメリットについて考えました。
自信が無さそうな人への期待値は下がる
メリットという表現が当てはまるかどうかわかりません。
しかし、自信が無さそうなを人を見たときに、対峙する人はその人に期待するでしょうか?
私はしないと思っています。
そのため、最初のハードルや期待値が低くなります。
結果的にうまくできた場合は評価されやすくなるのではないかな、と思います。
そして、突っ込まれにくくなるため、
自分を守ることにつながるのではないかと思っています。
周囲からの期待値を低くするデメリット
率直に成長の機会損失になることだと思います。
周りからの期待値を下げて評価されやすい反面、
自分自身への期待値を下げることにもなると思います。
加えて、周囲からの見られ方や評価も変わってきてしまうと思います。
元々肯定的にみてくれている人は見守りつつ評価してくれると思います。
しかし、初対面やシビアに評価される場面では、実力より下の評価を受けて損をすることも出てくると思っています。
自分が軽く扱われる環境を自分で作っている
評価されにくいということは、
関わりの中で尊敬の念をもってもらえたり、
一目置いてもらえるかもしれないチャンスを自ら手放すことになります。
やはり内容が群を抜いてよいなど特殊した場合以外は、
自信が無さそうな人に対して、
・この人のことをもっと知りたい
・この人に仕事を任せてみたい
・この人の話していることは正しいだ
と思わせるのは難しくなってくると思うからです。
軽い言葉でいうとナメられやすくなると思います。
自分を成長させたいならハッタリをかます
自信が無さそうにしていると自分が傷つくことを防ぐことができます。
しかし、なんのために大学院で学んでいるんだろう?と改めて考えました。なんのために挑戦してきたんだろう?と自分の人生も振り返りました。
答えは
・自分を成長させたい
・もっと自分の強みをみつけたい
・できることを増やしたい
でした。
素直に、もっと人に評価してほしい・誉めてもらいたいという欲もあります。
そんな機会を増やすためには、やはり実力をまっすぐみてもらう必要があります。
だから、いくら自信が無くても
「私できます!」と堂々と話をすることが、多少ハードルを上げてしまったとしても
自分の成長へのチャンスを引き寄せることができると思っています。
同期への感謝と私の今後
同期の一言でこれまでの自分の周囲とのかかわり方や振る舞いについて真剣に向き合うことができました。
本当に感謝しています。
私も同期の成長につながることに気づけたら、勇気をもって伝えていきたいと思いました。
リスクヘッジをしない!をモットーに残りの大学院生活に全力で取り組んでいきます!