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『百年の孤独』文庫本発行記念・ガルシア=マルケス作品感想文集

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『百年の孤独』文庫本2024年ついに刊行。なのでガルシア=マルケス作品の感想文だけ集めてみた。
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#読書

『百年の孤独』 一年前のFacebook投稿から。

『百年の孤独』 一年前のFacebook投稿から。

この本を訳した鼓直(つづみ・ただし)さんの訃報が4/30に新聞に出ていた。鼓さんはもう89歳とのことで、大往生だったのかなと思いつつ。ちょうど一年前に、鼓さんの訳した『百年の孤独』の感想をFacebookに書いていたので、noteに転載します。この本、面白いなんてものではない、文学史上の大事件的大傑作なので、死ぬまでに、一回は読んだ方がいいです。

ガルシア・マルケス『百年の孤独』、今、売っている

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ガルシア・マルケス 『族長の秋』を、購入後37年たって、やっと読んでの、感想。

ガルシア・マルケス 『族長の秋』を、購入後37年たって、やっと読んでの、感想。

『族長の秋』 (ラテンアメリカの文学 13) (日本語) 単行本 – 1983/6/8

Amazon内容紹介
「奇想天外、抱腹絶倒!架空の小国に君臨する大統領がおりなす奇行、悪行の数かずと、仕える部下たちの不安、恐怖、猜疑に満ちた日常を描く、ノーベル賞作家の最高傑作。」

 1983年の初版で買ってあった、大学三年生のときから未読であった本を、37年後にやっと読む。むかーし買った本には、思わぬも

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