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『百年の孤独』文庫本発行記念・ガルシア=マルケス作品感想文集

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『百年の孤独』文庫本2024年ついに刊行。なのでガルシア=マルケス作品の感想文だけ集めてみた。
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2024年7月の記事一覧

『迷宮の将軍』ガブリエル ガルシア=マルケス (著)木村榮一 (訳)  ちょうどコパ・アメリカの期間に読んだので、「南米ってなんでたくさんの国に分かれているのかな」ということを改めて考えた。

『迷宮の将軍』ガブリエル ガルシア=マルケス (著)木村榮一 (訳)  ちょうどコパ・アメリカの期間に読んだので、「南米ってなんでたくさんの国に分かれているのかな」ということを改めて考えた。

『迷宮の将軍』

ガブリエル ガルシア=マルケス (著) 木村 榮一 (翻訳)

Amazon内容紹介が無い!ので本の帯

ここから僕の感想 ガルシア・マルケスの長編小説でまだ読んでないの、最後の一冊(かなあと思う、短篇はまだずいぶん読んでいない)を、この機会に(『百年の孤独』文庫本で話題のこの時期に)読んでしまおうと、手に取った。

 いや、この機会にっていうのが、どっちかというとサッカーのコパ

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『出会いはいつも八月』ガブリエル・ガルシア=マルケス (著), 旦敬介 (訳)  今、話題の作者の未完の遺作を読んでみた。「未完」の意味を考える。

『出会いはいつも八月』ガブリエル・ガルシア=マルケス (著), 旦敬介 (訳)  今、話題の作者の未完の遺作を読んでみた。「未完」の意味を考える。

『出会いはいつも八月』
ガブリエル・ガルシア=マルケス (著), 旦 敬介 (翻訳)

◆Amazon内容紹介

◆ここから僕の感想

 いやいやAmazon内容紹介、「未完の傑作」なのに「圧巻のラストに息をのむ」って矛盾してるだろ。そう思いますよね。説明しますね。

 遺作で未完というと、夏目漱石の『明暗』みたいに、えーこれからいいところじゃーん。二人はどうなるの?するの?しないの?みたいないい

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