大人の読書感想文:マンガでわかる知的想像
今回はちょっと思い入れが強すぎる書籍です。この感想を書かないわけにはいきません。なにせ本書のモデルとなっている村上さんは大親友!その実際のストーリーは色々と聞いています。(良いところだけでなく、悪い部分も、、、)
そんな本なので、この本はできるだけ多くの人に読んでほしいし、買ってほしいです。なので、いつもどおり概要は書きません。感想だけですのでご了承ください。
さて、こちらの本ですが、前述のように親友の村上さんが実際に会社内で行ったストーリーをもとに書かれています。
そしてその内容について、立教大学の西原文乃先生がわかりやすい解説をしてくれています。
ここで重要なのが、この書籍は「これが正解です」として書かれているのではなく、あくまで「実際に起きたストーリー」をアカデミア視点で掘り下げているというところです。
つまり、こういった「他社で成功したストーリー」をそのまま表面だけ真似たってうまくはいかないんですよね〜(実体験あり)
だって、会社も違えば、時代も違う。更には企業規模も異なるし、業種業態も異なる。更には社員も異なるし、何より「企業を変えていこう、良くしていきたい!」と思っているあなた自信が他人なんですから、、、
だからこそ、西原先生のようなアカデミア視点の人が抽象化して、どんな組織や変革物語に共通するようなエッセンスを体系化してくれているのです。
ただ、この体系化も「今のところ」という注釈がついてきます。本書の中でも西原先生は「今のところ」という言葉を使っています。なぜなら、我々人類は会社という組織体を作ってから1000年程度、近代的な会社組織となると100年程度しか経っていないのですから、そりゃまだまだ進化の途中であることは否めない。
闇雲に走っても組織は変わらないし、個人も変わらない。でも、こういった「先人たちの経験」と、そこから派生した「知識体系」を元にすることで、全くのゼロベースよりも、もっと効率よく進歩の道を進める。と私は強く思うんです。
その「進歩」を進めるためには、この漫画に出てくる水上さんのような「パッション」と村雨さんのような「知識」の掛け合わせが重要なんでしょう。
まさに一昔前のドラマのようなタイトルですが「冷静と情熱のあいだ」なんでしょうね〜。
少なくても、この本を読む人には「傍観者」ではなく、「先導者」として実際のアクションを起こしてくれることを期待します。そう、せっかく人として生をうけているんですもの。踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃソンソン♪ですよ。
「みんな仲良く」 「ノリ良くマメに」 「さあ、しでかそう」
あ、村上さんに興味が出た方はコミュニティSECILALAにも是非どうぞ♪