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【詩】上京

荷物背負って飛び出した
もう2度と帰ってこない
心に決めるまでもない
思うまでもない

ここにはなにがあるのだ
なにがあったというのだ

バスから見える街灯は
点から線になり
混ざり合って
わたしを運んでゆく

BGMもモノローグも存在しない
局所的な事象
物理的な移動

この先になにがあるというのだ
なにを信じるというのだ

瞼を閉じて輝きを見る
失っていないわたしを

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