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682-ガッサガサは見えない皮膚の傷

院長コラム682 2023/10/28

私は保湿にはうるさい。
心して刮目ください。

時々ゴワゴワ、ごつごつの頬っぺたで現れる患者さんがいらっしゃいます。

毎年秋口の乾燥とともに、皮膚のピリピリ感を訴える方は多くなるのですが、ピリピリしているのに、普通に洗顔して、保湿の回数がいつも通りですと、どんどん皮膚は傷ついて、角質を厚くして、守る方向にごつごつデコボコを作っていきます。

皮膚の乾燥は、夏の汗をかいている暑い時から始まっています。暑いからといって、保湿を怠っていると、秋口には簡単にガサガサになります。

多くの方は、朝晩の顔を洗った時にしか、保湿をしていません。顔を洗わないで保湿をしてはいけないと、なぜか思っている方が多く、朝と夜の保湿の間が12時間以上空いてピリピリしても、お昼間は何もケアをしていません。

今年の夏は異常に暑すぎて、1日中冷房の中にいて、ずっと乾燥していた方が多かったと思います。

汗をかいている時は、少し皮脂も出ますので、なんとなく見た目は潤っていたのだと思いますが、最近の空気の乾燥に伴って、地割れしたようにひび割れ、アカギレを起こし始めた方が一気に増えました。

この状態を拡大して見ますと、恐ろしいほどのひび割れになっています。化粧水はしみますし、皮膚は固いし、突っ張るし、痛いし、何も塗れないし、気持ちはへこみます。

それでどうにもならなくなって、皮膚科にいらっしゃることになるのですが、何よりも自分の意識を変えないと、“丈夫な皮膚”に戻るのは難しいです。

「オーガニックの石鹸を使っているので大丈夫。」「そーっと洗っているので大丈夫。」「ぬるま湯なので大丈夫。」「赤ちゃん用の石鹸を使っているので大丈夫。」は全部ダメです。

緊急対策として、

・石鹸を一度止める
・水で流す
・しみるものに手を出さない
・冷やす
・そして2〜3時間に1回の丁寧な保湿

これらのことを、あーだこーだ言ってないで素直にやってみる!

“保湿番長”の私の保湿はこんな感じです。スマホのメモ帳にコピペしてください。

①朝起きたら保湿
②水だけで洗ったら保湿
③家を出る前に保湿
④クリニックに着いたら保湿
⑤ランチの前にマスクを外したら保湿
⑥ランチの後にも保湿
⑦夕方の保湿 
⑧クリニックを出る前に保湿
⑨家に帰って手洗いうがいの後に保湿
⑩お風呂の前に保湿
⑪お風呂を出て保湿
⑫寝る前に保湿
⑬夜中に目が覚めたら保湿

①②⑪⑫は全体、その他は部分的に保湿します。

“美容と健康”というのはよく聞くと思います。でも美容治療で効果を出すためには、美容の前に“丈夫な皮膚”を維持することが重要です。健康を土台とした“丈夫な皮膚”が欲しい方のために、ライフデザインカウンセリングがあります。

私のクリニック目白
院長 平田 雅子

私のクリニック目白 | 豊島区にある皮膚を通して全身を診る女性のためのクリニック。JR山手線目白駅から徒歩1分。皮膚科、美容皮膚科、内科・アレルギー科、PRP、フォトRF、アートメイク、エムセラ(尿漏れ治療)、高濃度ビタミンC点滴、美容注射、遅延型アレルギー検査、腸内フローラ検査、微細がん検診、心療内科・カウンセリング。女性医師がお話をよく伺って診察いたします。患者さまご本人の希望を反映しながら、自分らしく過ごせるようにライフデザインするのが「ライフデザインドクター」の務めと考えています。2003年の開業時より女性医療と美容医療を提供しております。美しい皮膚は、日々の健康から。 豊島区にある皮膚を通して全身を診る女性のためのクリニック。JR山手線目白駅から徒歩1分。皮膚科、美容皮膚科、内科・アレルギ www.watashino.jp