予約がいっぱい?需給バランスを整えよう
美容師さんのSNSをひたすら分析するのが趣味のボクです。
エクセルに「WHY」「HOW」「WHAT」を書き出し、それを補完する上で画像をアップしているかを、ひたすらチェックしています。毎日多くの人数をやり、1年未満経つのでその数は1000人以上を超え良い分析の趣味になっています。
そんな中、美容師さんのSNSを見ていると「予約枠がなくなった」関係の投稿やストーリーを散見します。
同じ美容師さんが、何度もあげるのを目にします。
今回は、予約枠がないなら需給バランスを整えたら。。。という内容です。
【結論から】
予約枠がいっぱいなら「需給バランス」を整える。
つまり価格アップの絶好の機会である。
何度も「予約枠がいっぱい」を投稿しても顧客がただ離れるだけである。
予約が取れな状態が続くなら、価値(単価)アップに絶好の機会である。
【予約枠がいっぱい。。。】
美容師さんのSNSだと「予約枠がいっぱいになった投稿」を良く見ます。
『へぇーすごい』くらいしか感じませんが、予約枠がいっぱいになる美容師さんは大したもんだと思います。
しかし、そのからくりは本質的なことなのか気になります。
つまり、顧客のニーズが高まったから予約枠がない!ことが重要です。
例えば、マンツーマンのスタイリストと、アシスタントいるサロンのスタイリストでは「予約の受付人数」がそもそも違います。
週3だけのスタイリストは「予約枠が埋まらなければヤバイ」状況です。
予約枠を埋めるだけなら、事務的に進めれば簡単なわけです。予約枠を少なくすれば、簡単に埋めることは可能です。
いかに、顧客のニーズによる予約枠がなくなるかが重要ですよね。
【顧客ニーズの高まりによることを前提に】
顧客のニーズの高まりから、予約が取れなくなりました。
そこで次なる打ち手は「価格アップ」です。
価格アップをすると、、、
「高い」
「値上げやがった」
このような人は離脱すると思います。
しかし、「アナタにやってほしい」「それでも行く」という人は、値上げても来店いただけます。
至極、当たり前の話です。
つまり「単価アップ」をすることです。
【自分の価値が上がる】
自分の価値が上がることが「単価アップ」の本質なのではないでしょうか。
「材料費高騰」「光熱費高騰」このような理由で価格アップの投稿も見ましたが「お客様、ご理解いただけますよね」の御涙頂戴作戦は、通じないと感じます。
また、新しい薬剤を導入したから「価格を上げます」。。。
もちろんさらなる高品質を届けられるのですが「ファン」を創ることはないので、後発のプレイヤーにとって変わられます。
重要なのは「自分の価値が上がった」ことを、明確に伝えることが重要です。
それでこそ「ファン」が価格が上がってもお客様が来店する美容師です。
【価格を上げても】
価格を上げると「顧客の新陳代謝」が行われます。
言葉が悪いのですが「新陳代謝」が行われます。
その価格でも「サービス提供者」を理由に来てくれる人。
その価格でも問題ない価値観の人。
しかし少なからず、離脱する人もいるかもしれません。
そうなれば「予約枠」に空きが出ます。
そこから、価値観に合うご新規様をご紹介されると、その価格の仕事になっていきます。
また価格を上げた場合、その価格に見合う「質」を意識することも併せて重要です。
サロン内に置いてあるオブジェクトは、100均のような低品質がないか…
セット椅子には座り心地の良いクッションが提供されているか…
一つひとつの「品質」がさらに求められます。
その価格に見合わない仕事こそ、価格アップが原因ではなく「仕事の質で失客」になると考えられます。
【予約枠がないから、別の美容師を紹介する】
これが意外と美容師の中で多く感じます。
サロンの指示もあるのかもしれませんが、、、
同じサロンの美容師でも「最後は個人の戦い」です。
つまり、同じ暖簾の中でも「サービス提供者」にファンが付くものです。
最後は「個人の戦い」なのです。
その「ファン」をわざわざ人に引き継ぐよりも「自身の価値を上げても、ついてくれる顧客に変化させる」ことの方が、よほど本質的だと感じます。
アナタを指名している顧客を「他の人へどうぞ」ではなく、まずは自分の努力が重要だと感じます。
あまりに無責任な対応だと感じます。
価格アップの段取り中に来なくなったらどうするんだ!
なんて反論が聞こえてきますが、予約が取りにくくて失客するなら「本当のファン客」ではない。。。ということです。
結局、ファンではないわけです。
【価格アップで需給バランスを整える】
予約がいっぱいになってしまい、スムーズなご予約のオペレーションが組めなくなったら「需給バランス」を整えることとが重要だと感じます。
供給量が一定なら、高まる需要のコントロールが必要です。
単純に価格を上げる。広告を止める。
供給にたいして需要が多いのですから、需要をコントロールすることで「需給バランス」を整えることができます。
美容師はこれをやるべきだと感じます。
何もしないで「予約が取りづらい人」という印象で離脱されてしまいます。
適切に予約の価値アップをすれことで、無駄な失客を防ぐことができるわけです。
【まとめると】
予約枠がいっぱいなら「需給バランス」を整える。
つまり価格アップの絶好の機会である。
何度も「予約枠がいっぱい」を投稿しても顧客がただ離れるだけである。
予約が取れな状態が続くなら、価値(単価)アップに絶好の機会である。
みんなの日常のヒントになれば。
小学校入学の頃からなりたかった職業=美容師✄
高校生で美容業界に入り浸り。店長・スーパーバイザー・取締役を経て、美容業界を俯瞰して見ています🌈
夢を叶えたからこそ美容師を良くしたい❗
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