ランボー、ユング、ポロック
“永遠また見付かつた。何がだ? 永遠。
去つてしまつた海のことさあ太陽もろとも去つてしまつた。
見張番の魂よ、白状しようぜ空無な夜に就き燃ゆる日に就き。
人間共の配慮から、世間共通の逆上から、おまへはさつさと手を切つて飛んでゆくべし……
もとより希望があるものか、願ひの条があるものか黙つて黙つて勘忍して……
苦痛なんざあ覚悟の前。
繻子の肌した深紅の燠よ、
それそのおまへと燃えてゐれあ義務はすむといふものだやれやれといふ暇もなく。
また見付かつた。何がだ? 永遠。
去つてしま