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「買ったポテチを食べるのを忘れる」鳥頭でも実行可能な「通信講座を最後までやり切る方法」とは、という話。

私には悪癖がある。
一つの事をやり始めるエネルギーはかなりある方だし、やり始めればそれなりに最後までやり遂げられるのだが、何らかの事情で少しでも間が空いてしまうと、記憶と共に興味も消え去って、ほったらかしてしまうのである。

つまりどうなるかというと、「明日のオヤツにと思ってポテチを買ったのに、次の日には食べるのを忘れて、そのまま半年経過してしまう」とか「年末ジャンボを買ったのに、当選番号が出るころには完全に忘れていて、確認しないまま期限切れになる」とか、「amazonで買った本が届く頃には読む気を失くしている」とか、「在宅仕事でちゃんと期日に納品したのに、月末に出すべき請求書の方は忘れたまま2か月経過し、クライアントに催促される」とかが年がら年中発生してしまう。要はタイムラグに物凄く弱いのだ。

あまりに毎回過ぎるので、ポテチに代表される「今日は食べるつもりがない、賞味期限の長いお菓子」や年末ジャンボは買わないようにしているし、本はkindleかブックオフに行くようにしている。請求書はどうしようもないので「いつもすみません」と謝り倒すわけだが、このクライアントは学生時代のバイト先で、もう付き合いも18年モノなので私の生態が完全に把握されており、たまに期日内に請求書を出せると逆に驚かれる。ホントいつもすみません。

で。そんな私とめちゃめちゃ相性が悪いのが「通信教育」のたぐいである。
私は10年ほど前、息子がお腹にいた頃に、畏れ多くもユーキャンの「司法書士講座」に申し込み、7冊ぐらい届いたテキストの内2冊はすぐ読み切ったにもかかわらず、一度も課題を提出できないまま終わってしまった、という前科がある。
なお18万円かそのぐらいだった。結構真面目に読んでいたはずの民法(上)は何故か行方不明になったままだ。正直反省している。

そして、もしかするとこの記事を読んで下さった方は覚えているかもしれないが、私はつい先日、校正の資格が取れる通信講座に申し込んだ。「羨ましい」からの謎エネルギーの勢いで。5万円弱で。

届いた教材を開封するまでに3日を要してしまったが、何とか中の請求書を取り出して、コンビニでお金を支払う所まではやれた。「教材が届いたら、同封された支払い用紙で10日以内にお金を払わねばならない」という縛りがなかったら、一生開封しないままだったに違いない。そのぐらい完全に、申し込んだ瞬間の謎エネルギーが切れてしまっていた。

まずい。
このままだと確実に「司法書士講座」の二の舞である。

私は気が短いわけではなく、待つのは得意な方……だと思っていたのだが、多分本当は「待つ」のが超苦手で、待たなくてはいけない時に「待っていることを完全に忘れて、違う何かをする」というやり方で待っているのだと思う。よくよく考えてみればスーパーのレジに並んでいる間とか、全然関係ないことを考えていて、並んでいるのを忘れている。ってか、きっと間違いないなこれ。割と長時間待たされても何のストレスも感じないけど、いざ「お待たせいたしました!」ってレジの人に言われると「え?あ、私か!」って毎回ビックリするし、慌てるもんな。

ともあれ、この記事を書いていて、「校正実務講座」のテキストの存在と「やる気」も思い出してきたので、ひとまずやれる気がしてきた。とりあえず第一回目の課題は出せると思う。
問題は、8月以降に提出することになるであろう「第二回目の課題提出」の方だ。
どうしたものか……アレかな、「次の課題が届いたら3日以内に提出する」みたいな縛りルール作ればいけたりするかな。どうかな。

そんな感じで、既に暗雲が立ち込めている気がするが、ひとまず「第一回の課題提出」を頑張って達成しようと思う。
そして第二回目は……えぇと、どうしよう。「8月に課題が届いたら絶対にその日から取り掛かる」とここで宣言しておけば、8月までやる気を覚えていられる……だろうか。こういうのって中期記憶だろうか、長期記憶だろうか。海馬だっけ大脳新皮質だっけ、そういうのを鍛える努力もすべきだろうか。いや関係ないか。

ちゃんと最後まで課題を提出出来て資格が無事に取れたら、きっとnoteで報告させてもらうので、どうか温かく見守ってやって下さい。
頑張ろう。頑張る……えぇい、頑張ってくれ私の脳味噌、頼む!!


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