柄谷行人は「階級について」の中で
と述べた後、有島武郎について
と述べ、志賀直哉については
とし、志賀と有島について
と2人の親近性を示唆しつつも
後段で有島武郎について
と有島の特異性を強調している。
これはとても納得のいく分析だと思う。
引用文献: 新版 夏目漱石集成
2017.11.16.第1刷発行
著者: 柄谷行人
発行所: 株式会社 岩波書店
引用した本著所収の「階級について」の初出は「文体」1977年秋創刊号
この記事は↓の論考に付した注です。本文中の(xxv)より、ここへ繋がるようになっています。