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秩父のお試し暮らしは多分お試し切れない(家族移住体験:埼玉県秩父市#1)

3月は埼玉県秩父市へ。

3月は秩父にしよう。そう決めたのは12月のこと。
秩父には「秩父ファンクラブ」という入会金、会費無料のSlackを活用した秩父が好きな人なら誰でも入ることができるコミュニティがあり、12月から私もこのコミュニティに参加しているのだけどこのSlackの盛り上がり方がすごい。

オンラインコミュニティがこんなに盛り上がることがあるんだなぁと感心するほど中にいる方の秩父愛が強く、秩父に行く前からネットには乗っていない穴場情報や生活に近い情報をある程度予備知識として入れることができた。

今までは事前情報はなるべく入れずにその土地で会った人に地域のことを聞いていたので、事前にこれほど情報を入れたのは初めてのこと。
行きたいところが多くなって予定がぎゅうぎゅうになり、せかせかと過ごすようなことはしたくない。
そう思いながらも、あれもこれもと予定を入れたくなってしまう秩父滞在。

秩父の滞在が良いものになると予感した秩父移住相談センター

まずは秩父市地域おこし協力隊の松田さんにさらに詳しい秩父の情報を教えてもらうために、家族で移住相談センターへ。

秩父駅すぐにある

事前面談で「生活に近い情報が知りたい」と伝えていたことを覚えてくれていて、子育て情報から買い物情報、カフェなどの飲食店情報、秩父にUターンをして起業している方のことをとても丁寧に教えていただく。
私の話から「渡部さんの考え方だときっとこのお店の方や、このお店の雰囲気とも相性がいいかも」なんてことも隣町のことも含めて教えてくれて、カフェでもう2時間ほどは松田さんと話したいな、なんて思ったり。(それはただの迷惑やで、と夫に諭される)

後ろのポスターの写真は松田さんが撮影したそう。素敵。

自身も秩父に移住して子育てしている松田さんの言葉は、秩父で家族で暮らした時の生活のイメージがとても湧きやすく、楽しんでいらっしゃる様子も伝わってくる。移住先にこういう方がいらっしゃるということは心強いだろうなぁ。

秩父滞在がきっと良いものになるだろうという予感とともに移住センターを後に。
(ちなみに秩父地域おこし協力隊の方の印象は全体的にとても気さくで明るく親切。そして個性豊か。それぞれの方からそれぞれの得意分野やおすすめスポットが聞けそうな感じ・・・!)

秩父はグイグイくる(グイグイの一部を紹介)

しかし、行ってみたいおしゃれなカフェやケーキ屋さん、パン屋さん、そしてホルモン屋さんなど魅力的な飲食店が多いことに加え、ワイン、ビール、日本酒、焼酎、ウイスキーといったあらゆるお酒もつくられているようで、カフェ巡りやバー巡りなど夢はとても膨らむのだが、これら全てを満喫するには一週間程度では日数と胃の容量が足りなそうだ。

飲食店が充実しているだけでなく、コワーキングスペースも充実している。
(私がちょっと調べた限りでも秩父エリアに7カ所ものコワーキングスペースが!)
そして何より自然豊か。
春は約18,000㎡の広大な敷地が芝桜のカーペットに。(桜も綺麗!)
夏は滝にキャンプに川下り、ラフティングなど大自然の中体を使って遊べて
秋は山が一斉に色づき、紅葉の中ハイキングや登山を楽しめる。
冬はライトアップされた幻想的な氷柱に、ユネスコ無形文化遺産の「秩父夜祭」では冬空に花火が。

一日がかりで子どもと遊べそうな公園やキッズパークも。

そしてなんと秩父は西武鉄道の特急電車を利用すれば池袋まで77分で着いてしまう。しかも特急内はFree Wi-Fiも繋がる。

また、私的に多拠点生活の拠点先としていいなと思った最大の理由は、長野、群馬、栃木、山梨に車でちょちょいと行けてしまうのだ。
気負うことなく、心と体を軽くしたまま旅に出られるまちだ。

ここまで書いて思う。
秩父は、なかなかにグイグイくるぞ。
穏やかにゆったり過ごしたいという気持ちとは裏腹に、どうしてもワクワクさせられてしまう。
仕事もしたいしまちも巡りたい。詰め込み過ぎずどれだけ秩父を感じることができるだろうか。

そんなことを思いながらお昼はさっそく松田さんおすすめのパン屋さんラパンノワール くろうさぎへ向かう。

かわいい店構え
どれも美味しそう

平日の昼間なのに、お客さんが途絶えないこのお店。
一口食べて納得した。いつも食事中でも耳が痛くなるほどうるさい子どもたちも、無心で食べる美味しさ。

クロワッサンのオムレツサンド絶品だった!
小さなクッキーが10円から購入できて嬉しい


そして優しい時間がゆっくりと流れているように感じたのはきっと、ほっこりするインテリアなどももちろんなのだが、お店の人の人柄が大きいように思う。
(子連れ家族をおだやかに気遣ってくださる感じ)

次に滞在する人をワクワクさせられるような小さな発見をここでしたい

お腹を満たした後は、
今回お世話になる秩父市お試し居住「秩父杉の家・絆」へ。

素敵な一軒家を借りることができる


ここは、移住や多拠点生活の拠点先として秩父を検討している方が利用できる一軒家。
外観からして木の温かみがすごい。元々モデルルームなだけあって、内装もとてもおしゃれ。

お風呂も素敵

夫が荷解きをしている間、私と子どもはベッドメイキングを。
今回からは3才の息子も布団カバーに布団をセットすることを覚えたようだ。

お手のものになってきた
子ども部屋には滞在した人たちの寄せ書きが!

それが終えたら一休みして、私は2階の窓が大きく開放感のあるワーキングスペースで仕事を進めることに。

全然仕事していないではないか

この窓からは西武電車も見えて、子どもたちもずっと外を眺めていた。
(いや、嘘をついた。1分ほど眺めてはドタバタと走り回る、を繰り返していた)

写真撮りたいなと言ったら背中で演じてくれた。立派な子役だ。

私が仕事中、夫はスーパー「ヤオヨシ」へ食材を調達に(ホルモンが名物とあってかスーパーにホルモンコーナーがあった!)。

ヤオヨシ
ホルモンコーナー

夜ごはんは秩父名物の豚みそロースと味噌ポテト(ポテトは出来合いのものを購入)、そしてサラダと味噌汁とみかんとお菓子とお酒と・・・(ごにょごにょ)。

「撮るならエプロンしたかった」とエプロンを小道具のように使ってることを白状する夫
いただきます

夜ご飯を食べながら、秩父滞在の計画を練って早めに就寝!
お試し住居に滞在した方々が残していってくれた滞在日記に、寝室の小窓からは満天の星が見えると書いてあった。

今日は曇り。明日は見れるかな。
私も次に滞在する人の心をワクワクさせられるような小さな発見をここでしたい。

つづく

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