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「たんばらお助け隊」が助けてくれたのは車だけではなかった。(家族で移住体験:群馬県沼田市#3)
一夜にして積もった雪
深夜からなんとなく明るいなぁと思っていたけれど、
朝起きたら一夜にして雪がすごいことに。
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昨夜の明るさは、雪明りだったのか。
やはり冬の群馬はスタッドレスが「あったほうがいい」んじゃなく、「必須」だと実感。
今日は行きたい場所があるので、早めに起きて仕事を片付ける。
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夫は人生初の雪かきに興奮気味。
せっかく地面の雪をせっせと片づけたのに、その後に車の雪を下ろし始めたものだから地面の雪かきは振出しに・・・笑
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トイレの危機と大天狗に震えた迦葉山龍華院弥勒寺
仕事を終えたらお昼を持って行ってみたかった迦葉山龍華院弥勒寺へ。
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ここには「日本一の大天狗」や「交通安全身代わり大天狗」が安置されている。
昨日まち中天狗プラザで天狗を見てから子どもたちは「天狗さん天狗さん」と騒いでいて、今日この場所に行くことを心待ちにしていたのだ。
歩きにくい雪の中で何度転んでも、そんなことすら心底楽しそう。
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転んだり滑ったりしながらもようやく階段を上がった先にあった大天狗はやはりすごい迫力で、私はほんの少し怖かった。(子どもは全く怖がらず)
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そして寒さからかいつもより大人も子どももトイレが近い。
しかしながらトイレがない・・・!
我慢に我慢を重ねてやっとトイレを発見し、走って近づくとトイレが雪でふさがっていた!
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これはやばい予感。いっそなければ我が膀胱と我が子の膀胱もここまで刺激されなかっただろう…!
しかし、何が何でも、何を捨ててでも行きたい場所が、目の前にある。
(カッコよく言ってみたが、トイレだ)
そしてトイレらしき建物を視野に捉えた瞬間もう行けるものと思ったものだから、心も膀胱も安心してしまっている。
我慢に我慢を重ねたものの、子どもは間に合わなかった・・・!
(私は執念で乗り越えた)
着替えを何着か持ってきていて本当に良かった!
車の中でパパっと着替えて、あらためて参拝して名残惜しいが大天狗にさよならをし、本日とても楽しみにしていた2か所目の目的地「たんばらスキーパーク」へと向かう。
雪道の厳しさとたんばらお助け隊のあたたかさ
が、しかし。
トイレに引き続き更なるトラブルが我々を待っていた。
道路でまさかのスタック…!
押しても雪をかいても持ち上げようと試みても全くタイヤが動かない。
平日ということもあってか、後ろから車がくることがなかったことは幸いだったように思う。
やはり、いくらスタッドレスタイヤにしても雪に慣れていない素人が気軽に来るものではなかったか、などと初めての経験に落ち込んでくる。
かなり不安だったのだけれど、たんばらスキーパークをネットで調べていた時に「こんなサービスがあるんだね」なんて夫と何気なく話していた「たんばらお助け隊(雪道パトロール)」を思い出す。
さっそく電話をすると、30分ほどでお助け隊が来てくれた・・・!
この時期に県外ナンバーということや、極力沼田市の方々に迷惑をかけないようにしようと思っていたのに結局迷惑をかけてしまった、などと申し訳ない気持ちと不安な気持ちでいっぱいだったのだけれど、
「大丈夫大丈夫、日常の些細なことだから!地元の人もそうだから!」
と笑顔で頼もしい言葉をたくさんかけてくれるお助け隊の方々のおかげで、緊張していた心がほどけていく。
なんとか車が動いた時は本当にほっとして、「ちょっと雪遊びを…なんて言ってられないな。このまま今日は帰ろうか…」と思ったのだけど、何とお助け隊が後ろからスキー場までついてきてくれるとのこと。
あまりに申し訳ないので「あの、スキーとかではなくキッズパークで子どもをそりで遊ばせたいだけだったので・・・」と伝えると「いいね、行きましょうよ」と言ってくれるお助け隊の方々。
本当に、車も心も助けてもらった。
たんばらスキーパークは小さい子どもも大人も安心して満喫できる!
お助け隊のみなさんのお言葉に甘えて、とても楽しく過ごさせていただいた。
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たんばらスキーパークの雪遊びやソリ遊び専用のエリア 「たんばランド」は、子どもはもちろんだが大人も大はしゃぎしてしまうほど楽しい場所だった。そして平日ということもありたんばランドはほぼ貸し切り状態。
(ちなみに平日は無料で一部開放しているという嬉しさ!※平日はそりなどは要持参)
ここなら小さい子も安心して雪遊びを堪能できる。
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11月下旬から5月上旬までは上質な雪を楽しめる上に、夏はたんばらスキーパークはラベンダーパークになる。
規模感も丁度良く、沼田市で子育てをしたらここのヘビーユーザーになるだろうなと感じた。
(たんばランド詳細はこちら
沼田の雪を堪能した後は、スキー場でお土産を購入して帰り道はさらに慎重に運転して帰る。
(ちなみに行きは迦葉山龍華院弥勒寺を経由したのであまり普段は使われない道だったように思う。ここも反省。帰りはスキー場と家をつなぐルートを通ったのだが車の通りも多いからか除雪もよりされていて運転しやすかった。下調べが不足していた!)
途中、地元のスーパー「すーぱーこいけ」に寄り(群馬産の食材が豊富な印象)、夜は群馬産のお肉をいただくことに。
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雪遊びのための備忘録
ちなみにスキー場に行く予定はなかったので子ども用のしっかりしたスノーウェアは持ってきていなかったのだが、下記の応急処置で結構いけた。
すぐ大きくなってしまう子どものちょっとした雪遊びならいいかもしれない。
雪遊びのための簡易装備
・厚手のジャンバーの上に、手持ちのカッパを着る
・厚手のズボンの上に100均で購入した子ども用のカッパ(ズボン)を着る
・靴下は2枚
・手持ちの長靴の履き口から雪が入らないように、100均で購入したアームカバーでズボンと長靴の履き口をカバー。
(念のため養生テープも買ったが今回は出番なし)
寒いかな?と思ったのだが、雪で必死で遊ぶので結構暑がっていた印象。
しっかりと遊ぼうと思ったらやはり事前にスノーウェアを用意した方が良いと思う。
あくまで「今手元にない!」という時の応急処置だ。
普通の外遊びと違って雪遊びはかなり体力を使うらしく、30分から1時間ほどの遊びで普段はお昼寝もそんなにしない我が子たちも車の中で熟睡だった。
沼田の冬を体験できてよかった
沼田の冬を体験できてよかった。
冬の美しさと厳しさとトラブル時の人の温かさを体験した。
これは夏もぜひ帰ってきたい。
そんなことを思いながら私も意識が遠くなる、お風呂上がりの掘りごたつの中。
つづく