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◇◇ショートショート 瀬戸内海に面した、海沿いの小学校の裏手に小高い山があります。 そこ…
◇◇ショートショート 本若子さんはビックリするくらいパワフルなおばちゃんです。90歳なのに…
◇◇ショートショート 順子は久しぶりにときめいていました。 大学時代に別れた恋人に偶然出…
◇◇ショートショート カイはパソコンの前で頭を抱えています。 「うーん、いい季語が浮かば…
◇◇ショートショート フランスでアート活動をしていた和彦は久しぶりに日本に帰ってきました…
◇◇ショートショート 仁美はいつものように、ポストから取り出した郵便物をチェックしていま…
◇◇ショートショート 「ダメだよ、そこにいたんじゃ」春香の耳元でささやく声が聞こえました。 「ダメだよ、引き返さないと」春香はその声に導かれるように、来た道を急いで引き返しました。 数分前まで彼女はデパートの入り口にある時計塔の下で、6時間もずっと佇んでいました。時計塔の上の雲が何度も形を変えて通り過ぎていきました。 彼女はひたすら待ち続けていたのです。 石畳に映る影がどんどん長くなって影すら見えなくなる様子を自分の恋の行方のように眺めながら、春香は祈るような気持ちでそ
◇◇◇ショートショートストーリー 素足でゆっくりと白い砂浜に足跡を残しながら、ルリ子はタ…
◇◇ショートショートストーリー 取りあえず乗った列車は瀬戸内海の海岸線を緩やかに走って日…
◇◇ショートショート チームフューチャーの研究はもう3年に及んでいます。幸一は大学に入っ…
◇◇ショートショート 順次はその日お気に入りのミュージシャンのコンサートを聞いてご機嫌で…
◇◇ショートショートストーリー 私ってちょっと変わってるのよね。身の回りのすべての物には…
◇◇ショートショートストーリー 雅子にとって故郷の愛媛は、苦い思い出の場所です。小学校時…
◇◇ショートショートストーリー ルリ子はまるでバレリーナのような華奢なボディーでパープルのタンクトップに細身の白いスパッツを履いて、シースルーのシャツコートを軽やかに羽織り、教会のバザーにやってきました。 「ルリ子さん、来ましたね、今日も、お気に入りの小物がいろいろ出てますよ」 声をかけたのはバザーのお手伝いをしている大学生の浩です。 バザーに出されている個性的な雑貨がお気に入りのルリ子はちょくちょく顔を見せるのです。 「これ素敵、ステンドグラスのオルゴールなんて珍