【毎日note〈60日目〉】組織の改革に必要なのは「リーダシップ」
コロナ禍で見事なV字回復を見せた日本製鉄。
2019年に就任された橋本社長の抜本改革について。
10年前に合併をして以降、深刻な経営状況の悪化、
加えてコロナ禍の大打撃で、大幅な赤字が続いていた。
「このままでは会社が倒産する・・・」
橋本社長は次の3つの軸を掲げて経営改革に乗り出した。
①2年以内のV字回復
②上からの改革
③論理と数字が全て
そして改革のキーワードは、
「全体最適」と「組織の大くくり」。
社員の給与の総額をどれだけ増やせたかが、経営者としてのKPI。
だからこそ、就任後の1年半ほどは毎日怒っていた。
それだけ社員たちに対する見方が厳しかった。
経営者として、時に鬼のような厳しさを持つのは、
会社と社員たちを守るため。
社員たちも、そのことを理解していた。
「いつも筋が通っている。決してぶれない」
「至極まっとうな怒り方で反論できない」
日本製鉄という組織として、
どのような理想を描いているのか。
経営者として伝えてきたからこそ成功した経営改革。
組織を改革するために必要なのは、
橋本社長のような軸のぶれない決意と覚悟。
経営者としてのリーダーシップ。
そして、組織として実行していくためのマネジメント力。
時には嫌われ役になることもある。
それでも大切なものを守るために、
一番重要なことを行う勇気を持つこと。
経営改革に限らず、何かを大きく変えるためには
自分自身で変えていくという強い熱意が必要。
日本製鉄の改革から、大きな学びを得ました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?