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ワーカホリックについて|なりやすい人、幸せとは?

本日は「ワーカホリック」について解説をします。



ワーカホリック、問題ですよね。
仕事に熱中しすぎて自分を傷つけたり、自分の家族を犠牲にしたり。
仕事を優先するあまり、家族のケアを怠ったり、家族にストレスをぶつけてしまったり。
あとはパワハラのようになってしまう。
仕事を一生懸命にするがあまりパワハラに発展してしまう、ブラック企業のようになってしまう。
社長が仕事が大好きすぎて会社をブラック企業のようにしてしまう、休ませてくれないようになってしまう、そういう雰囲気になってしまう。

ワーカホリックが故に、はけ口として性依存のようになってしまう。
男性は結構多いですよね。
性依存的になってしまう。稼いだお金で風俗とか愛人を作るという形でやる。
そしてその性依存を満たすためにまたワーカホリックになるという。
あるかなと思いますね。

■ワーカホリックになりやすい人

どういうものがワーカホリックかというと、定義は特にないです。

どういう人がなりやすいのかというと、難しいんですけど、そもそも現代というのはSNSとお金(お金教)、これによって動かされてる。
この二つが持つ大きい力によって人々は動かされているんです。
その渦に巻き込まれていって、何となくSNSで良い評価をもらうとか自慢できることは良いことなんだ、お金をいっぱい集めることは良いことなんだ、というのはあります。

ある種の信仰と似てるんです。
お金教と僕は言ったりしますけど、信仰と似ていて、お金というのは絶対的なもので、稼ぐことが悪いなんて微塵も思ってないわけです、僕らは。
それは、昔の人たちは神様を信仰することは悪いことは何もない、神様の教えに従うことは悪いことは何もないんだと完全に信じ切っていたのと似ていて、資本主義社会の中で資本主義のルールに則ってしっかり働き、しっかり稼ぐことは良いことなんだと思い込んでいるということです。
そこに疑いの余地はないということです。

だから気持ちが良いんですよ。
迷いがないから気持ちが良いんです。
だからワーカホリックということが起きるということです。

だけどそれはある種の思い込みの問題なので、歴史上、宗教というものが悪い人に利用されて、政治的に利用されて色々な人、社会的弱者を傷つけてきたように、ワーカホリックないしお金教、資本主義も、現在進行形で弱い人、誰かを傷つけているということになるということです。

■ワーカホリックの先にあるもの

ワーカホリックの先には燃え尽き症候群というのがあるよ、と。
この苦悩ですよね。
こういう中で我々は盲目にやってるのですが、ここから、このグルグルに耐えきれなくなって、ピュンと燃え尽き症候群のようになってしまう人たちがいる、と。
本来何のために生きてたんだ、何のための仕事だったんだ、ということですよね。

これはどういう状態かというと、心身に疲労が溜まって、心身の疲弊から最終的にうつ状態になることを燃え尽き症候群、バーンアウトと言ったりします。
正式な病名は、適応障害ないしうつ病とかということになるのかなと思います。

具体的な症状というのはどういうものかというと、うつ状態なので食べられない、眠れない、気分の落ち込みがある、集中力が出ない、記憶力低下、判断力の低下、思考制止、様々なものがあります。
普通のうつ状態、落ち込んでいる状態、元気が出ない状態ということです。

陥りやすい人はどんな人かというと、心身の疲弊に気付けない人ということになります。

じゃあどういう人が気付けないのかというと、どういう人が熱中しやすいのかというと、依存しやすい人です。
例えば自己肯定感が低い人、働けば、お金があれば自分は愛されるんだという人です。
自己肯定感が低い、虐待歴がある、家族に認められたことがない、あるがままの姿を愛されたことがない人たち。

あとは妬みです。
あいつらはモテてるんじゃないか、負けず嫌い、そういう人たち。
あとは発達障害の人、セルフモニタリングが苦手な人、色々な人がいます。

そんなことは関係なしに、集団病理の中で、もしくは逃げられない形で、ワーカホリックにさせられている人たちもいます。
満員電車の中にいる人たちみたいなことで、「満員電車だとわかって乗ったのはお前の責任だろう」自己責任だと言われそうですけど、満員電車に乗った後にさらに人がギュウギュウ来て、最終的にどんどん押されて圧迫死じゃないですけど、それと似たようなことが起きてしまうのはあるわけです。
集団がどんどん過熱していって、もう出ます、出ます、と自分は言ってるんだけど、出させてもらえない。
仕事もうやめます、やめます、と言っても辞めさせてくれない。
その結果、疲弊しちゃう人たちというのがいます。

僕らの組織、社会というのは一見自由なようで自由ではなくて、がんじがらめになっていて、そしてそれは止まらないときがあります。
それは歴史上たくさんあります。
旧○○軍というやつです。
よく僕は言ってますが、旧なんとか軍はそのような形で戦争をやってましたから、そういうことがあるわけです。

それと同じようなことが、今の現代の企業の中でも、中小企業、大企業の中でもあるんです。
人殺しや大きい戦争ではないかもしれないけど、人を何かしらの形で傷つけたり消耗させるということは今でもあるということです。

■質問:精神的なトラブルを抱えるケース

ワーカホリックが原因で違う精神的なトラブルを抱えるケースはありますか、ということですけど、あります。

うつ状態にならず、今度は身体に出る心身症になる人もいます。
肩こり、線維筋痛症、起立性調節障害、色々あります。

身体の病気として出ることもあるし、今度は逆にパワハラをする側になる、ストレスを誰かにぶつける、投影転移をしてしまって誰かに向かうこともあるし、依存症のような形で逃げてしまう、物質依存、行為依存のような形になることもあります。

ストレスが原因ですべての人がうつになるわけじゃなくて、人の元々持ってる性格や遺伝子によって様々なタイプの精神疾患が表現されることがあるよ、ということです。

■予防方法

予防としてはどうしたら良いのかということですけど、僕がよく言ってるのは5分間の瞑想をしてみてください、ということです。
この5分間瞑想というのがわかりやすい試金石だなと思っていて、目を閉じて、力を抜いて、深呼吸をしていく、と。
深呼吸をしているうちに、呼吸に引っ張られて、心臓もゆっくりになるんです。
心臓がゆっくりになると頭もリラックスしてきてすっきりしていくんです。

逆に焦っているとき、疲れてるときは頭が混乱していて、心臓も速くて呼吸も浅いんです。
笑顔を無理やり作ったら気持ちも明るくなるみたいに、身体と心は繋がってますから、脳は。
ゆっくりやればゆっくりになってく、と。

ただ病気が重い人はこのマインドフルネスというか瞑想が5分できない人が多いです。
5分経たないうちに焦ってきたり、逆に嫌なことを思い出したり、トラウマを生み出したり。
あとは、何でこんなことをするんですか、と言って否認したりします。
やってみたら?と言っても絶対やらない。
こんなの意味ないでしょうとか、やったふりをして嘘をつくとかあるので、これは良い試金石かなと思います。

これが5分できないのであれば、やはり今ちょっと調子が悪いと思うので、通院を検討しても良いぐらいです。
そのときに5分間の間で出てくる自分の感情や心のありよう、それを自分の中でコントロールできないということがあれば、やはり緊急事態かなと思います。

5分~30分ぐらいある人、30分未満の人はちょっと落ち着いて自分と向き合う時間が大事だし、30分以上できる人は良いと思います。
健康ということですね。

30分あったら大人は結構楽しいと思います。
「あ~あ」とお風呂に入っているようなものですよね。
リラックスしてきて、本当はあれやりたいけど益田が瞑想しろと言うんだったら仕方ないか、医者がやれって言ってるのだから、この目を閉じた間の時間を有効に使わせてもらおうかな、と思って呼吸に集中して色々なこと考える、と。
でも考え過ぎたらいかんいかんと思って呼吸に戻る。
呼吸に戻ったと思ったら、また考える、と。
こういうことです。

やっていると色々なことを考えるんですけど、思い出に浸ったりするんですよ。
楽しかったこと、悲しかったこと、ありがたいこと、感謝の気持ちとか。
逆にすごい罪悪感を感じたり。
色々なことを考えますけど、こういう時間がとても大事だと思いますし、仕事に熱中するだけじゃなくて、この時間は本当はすごく大事だし、この時間が人生の幸せなんです。本当は。

30分、15分とやってる間のこの思い出に浸るとき、これが幸せなんですよ、人生の。
自分の中にある恋愛のことなのか何なのかわからないですよ。
でも思い出に浸れるというのが人生の幸せなんですよね。

だけど、これが浸れない、痛がゆいとかではなくて、本当にトラウマとして襲いかかってくる人、これが不幸なんです。
不幸な状態、不幸せな状態ということです。

わかりますか?
この動画を見ている人はちょっとわかりにくいかもしれないですね、今悩んでいる方は。
だけど健康な方はわかると思います。

幸せというのは、大金を稼ぐこと、地位がある、みんなから褒められる、そういう瞬間に訪れるんじゃないんだ、と。
この瞬間、こういう日々の瞬間の中のこのときに、30分の間の瞑想のときに、自分を肯定してあげられる、思い出に浸れる、この瞬間瞬間を大事にできるということが幸せなんですよ。
ということです。

これが良い試金石かなと思います。
ということで、今回はワーカホリックについてというテーマでお話ししました。

■本日の宿題

今回の宿題ですけど、ワーカホリックの状態が自分にもあったか、じゃあなぜそれを防げなかったのかをお話していただけると、コメントで書いていただけると良い学びかなと思います。

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