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【ゲーム】FF8考察 多分人生で最後の
スコールこのシーンで致命傷だったのに無傷だった意味は?
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答えは最後まで解明されていない。ゲーム内で答えが出ていないです。
しかし海外で出た説「ここで死んで以降はスコール妄想説」には強く反対します。
CM用ムービーにインパクトのあるシーンを入れたかったが、うまい落とし所を説明できず無傷となった。
結局これが実情だと思います。
あえてこじつけるならイデアの攻撃はあくまで魔法であり、物理的に貫通したわけではないという所でしょうか。
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ここからは巷のリノア=アルティミシア説に近い考察となります
ただ、考察厨の戯言ではありません
丁寧にFF8を周回していけばトンデモ説でない事、当然の落とし所と分かってきます。
むしろリノアル説否定派はFF8やり込んでないな、という文面が見て取れます。
一個人の感想でしかありませんが。
周回プレイすれば、これしか不自然さしかない散りばめた伏線が帰結しません。
そして、あまりに救いのない結末に製作者がストーリーを妥協、無難なハッピーエンドに変更した事も見て取れます。
そのせいで整合性の取れないイベントが残ってしまったわけですが。
スコールが過去へ行き、イデアにガーデンを作る事を提示するシーンの意味
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このイベントの意義は、一つの時間軸での繋がり
つまり、ドラえもんやドラゴンボールのようなパラレルワールドは存在しないという事を暗示しています。
未来では必ずアルティミシアが生まれるし、アルティミシアはスコールに倒される
スコールはイデアにシードを説き、イデアはガーデンを作る。
過去のラグナはスコールの声を聴いているが、エルオーネには過去を変える力はない
ただ一つの時間軸のみ存在します
アルティミシアのスコールに対する執着
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「お前の思う、最も強い者を召喚してやろう」
最終決戦でアルティミシアはスコールの思うもの、グリーヴァを作り出します
シードに対する憎悪というよりも、明らかにスコールに対する特別意識が見て取れます
そして、アルティミシアは時間の魔女です。相手の心を読む能力など持っているはずがありません。
ある程度アルティミシアにダメージを与えた時に出る説明不能な台詞
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シードヘの憎悪を募る戦闘前のシーン
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そして追い詰められた時に発する台詞
二重人格かのような、あまりに整合性が取れていません
追い詰められたら「我が滅ぼしてくれよう」くらい喋らせておけばいいのです
このことは、アルティミシアがただのラスボスではなく、ストーリーに関係する人物
意味のある人物である事を暗示しています。
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そして過去へのこだわりを呟きます
そこにはシードへの憎悪は無く、自身への後悔を呟いているかのようです
凶悪なラスボスにわざわざ言わせるでしょうか?
FFでは唐突ラスボスも多いですが「無に還れ・・」などと喋るラスボスはいてもアルティミシアに関しては特筆すべき不可解さが見られます。
アルティミシアが過去へ干渉する動機
今の時代を支配しているのにわざわざ殺されに行っただけ
スコールの涙と絶望の意味
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GFの影響で約束の場所を思い出せないから泣いているわけではありません
そんなことで泣くのは不自然すぎます
気づいたからですね。自分の手で最愛の人を斬ったという事実に
ちなみにですが、エンディングでリノアは魔女の力を断ち切ったという考察をされている方もいます。
そんなご都合主義あるわけないですね
意味不明なシーンの連続。リノアが歪む、アルティミシアとリノアが重なるザッピング、宇宙でリノアのガラスが割れる、ガンブレードの音が聞こえる意味
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世間でFF8が難解と言われる理由の一つに
重要な事実が後になって解明していくというものがあります
例えば主要人物8人は他人ではなくイデアの家で一緒に暮らしていた
GFの影響でその記憶をなくしていた
アーヴァインはプレッシャーではなく、自分の手でママ先生を殺める恐怖に震えていた。という事実もそうですよね。
これらは大分ストーリーを進めて発覚します
2周くらいやって、あーそうなんだと気づく所が多いです
そして多くの謎を残したままエンディングに入る為、伏線回収作業がエンディングにかなり詰め込まれています。
そして、リノアル説はあまりに救いがないので「アルティミシアを倒してハッピーエンド」にストーリー変更されています
膨大な伏線回収とストーリー変更
その結果何が生まれたかというと、上記の難解なエンディングです。
しかし、私は製作者のストーリー変更には納得しています。アルティミシアはリノア、スコールは未来のリノアを倒した、未来に救いはない
これでは後味が悪いですからね。
追記
その他の意味深なシーン
アルティミシアの未練?
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何故アルティミシアは孤児院に来たのでしょうか
魔女は力を継承しないと死ねないから
もっともらしい回答であり、疑問も残ります
時空を彷徨い13年前のイデアの元にピンポイントで来る理由としては弱いです。
何のことはない。 アルティミシアはスコールを追って来たのです。あの日の約束(孤児院で皆と集まる)を果たすために。
実はこのロジック、FF10でも使われています!!!
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異界から現れたジスカル老師は、シーモアは危険とユウナに伝えようとしますが、勘違いしたアーロンは「彷徨っている。ユウナ送ってやれ」と言います。
まさに「魔女継承しに来たのだろう」と勘違いされたままイデアが魔女継承する場面と酷似しています。
おそらく同じ人がシナリオを担当したのでしょう。
再度書きますが、アルティミシアは消滅する間際に、あの日の約束を果たす為スコールに会いに来たわけです。わざわざこの年代のイデアに会いに来る理由はありません。
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ストーリー全編を通じてあまりにも思わせぶりなシーンは多い
特にイデアの台詞
あなたの戦いの物語を終わらせなさい!
それが誰かの悲劇の幕開けだったとしても!
FF8の一つの時間軸を表す核心部分と言えるでしょう
イデアの悲劇の始まり
アルティミシアがイデアに継承される
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悲劇の終わり
スコールに倒され魔女の力がリノアに継承される事
リノアの悲劇の始まり
スコールがイデアを倒す事で魔女の力はリノアに継承される
悲劇の終わり
スコールに倒される事
アルティミシアのはじまりの部屋(部屋名はメニュー画面で確認できる)
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まさにリノアの始まりの場所のマップになっている
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ここまで決定的というか、気づかない方が鈍感すぎるというものだ
リノア自身がゲーム内で「そう、あれが始まりだった」と言及しているのですから。
約束の場所に鎖で繋がれたアルティミシア城
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アルティミシアの潜在意識を表している
アルティミシアがイデアの家に鎖でつなぐ意味は?
アルティミシア自身がジャンクションの本当の恐ろしさについて言及する
「ふふっ、記憶がなくなる? 本当のG.F.の恐ろしさはそんなものではない」
エンディングのスコールの絶望の意味が「ジャンクションの副作用で思い出せないので約束の場所にたどり着かない絶望」では無い事を表している
自身が負のループ世界を作り上げている事こそ真に恐ろしい
丁寧過ぎるほどゲーム中で説明が散らばっています。
ループした世界
しかしスコールは役目を果たさなくてはいけない
この事はシドにもイデアにも指摘されます
シド「スコール、よろしくお願いしますよ。これは君の運命です。魔女討伐の先陣に立つことは、きみのさだめなのです」
スコール「俺の人生が最初から決まっていたみたいに言わないでくれ!!」
イデア「あなたの戦いの物語を終わらせなさい!それが誰かの悲劇の幕開けだったとしても!」
そしてもう一度FF8オープニングのシーンを見てみましょう
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若干ネタバレ気味ですが、まだ登場が遅いリノアとスコールの関係性
黒い羽
決してサイドストーリーではないという事
むしろそれこそがストーリーの本質部分であるというオープニングの作りですね
もはや過剰説明ですがアルティミシアは黒い翼が生えています
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あと自分の好きなシーンを載せてハッピーエンドでこの考察も終えようと思います
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ちなFF6,8,9,10はエンディングに文句のつけようもない
7は制作能力を前半に費やし過ぎて終盤ストーリーが力尽きているとしかw
8は選択と集中です
登場人物は少なく、メインテーマは「スコールとリノアの関係」で言い切れるでしょう
仲間キャラはわき役に徹していますね
7の「クラウド、ティファ、エアリスの三角関係、セフィロスとの決着、クラウドの自分を探す旅」
9の「ジタンと出生の秘密、ガーネットの決意、クジャの改心、ビビの寿命」
テーマが複数ある他作品との違いです
それにしてもここ20年FF8以上に考察しがいのあるゲームが出てないね
私の探索不足かな
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