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「〇〇はダメ」ではなく「〜しよう」と言い換える

どうも。藁科侑希(わらしなゆうき)です。
普段は大学教員やスポーツ現場でコーチやトレーナーをしております。
今日が499日目のnote投稿です。

本日は今日の指導の中でのやりとりから感じたことや考えたことについて。

ざっくり言えば。

否定から入るのではなくて。
客観的に見てどうなのかを捉えた上で。
「じゃあこうしてみましょう」と提案できることが、選手や学生にとって成長を促すことができる言葉がけなんだと思っているんです。

今日はそんなお話。

●否定したことはより意識するようになる

まずはこちら。

「〇〇してはダメ!」と否定すると、その言葉を受け取った側がどうなるかというと。
その"〇〇"についてより考えるようになって、「じゃあどうすれば〇〇をしないようにすればいいのだろう」という考えにとりつかれるようになってしまうんですよね。

こうしたことを運動指導やスポーツ現場での技術指導の場面でおこなってしまうと、その後繰り返しやるような練習が、いわゆる"負の側面"を助長してしまうようなことにつながってしまうんです。

つまり、その人のパフォーマンスを低下することにもつながったり、技術を固定化させたり、むしろ下手にしてしまう可能性もあるということですね。

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●"今から"何を変えられるかに焦点を当てる

では代わりにどうしたらいいかというと。

「今こうなっているから、こうしてみよう」
「〇〇だね。じゃあどうしたらいいと思う?」
「あと1分以内にこれができたら、(ご褒美)をしよう!」

こうしたセリフに変換できるのだと思います。

これは教育現場でも、コーチング現場でも共通なことであると思っていて。
そして、子育ての現場でも。

子どもはとても素直ですので、自分が「やりたい」と思ったことや興味があることにまっしぐらで。
また親の興味を引くためにあえて自分が怒られる・否定されることをすることもあるんですよね。

そんな時に親の立場としてどうするのか。
あるいは、指導者の側として今後にも活きるためにどういった言葉をかけるのか。

これらはとても大事な観点ですよね。

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●指導者は思ったことをただ言えばいいわけではない

そして最後に。

なんで否定の言葉ばかりをいってしまう指導者や親が多いのかな、と考えたときに。
「思ったことをただ口に出して吐き出しているだけ」なんだと思ったんですね。
相手のことやその言葉を聞いた側がどうであるかを度外視して。

百歩譲って否定から入ったとしても、その後に代案や今後のこと、目指す方向などが折り込まれていればいいのだとは思います。

ただただ自分が思ったことを感情的に怒鳴り散らしたり、ヒステリックに喚き散らすのは、指導でもなんでもなくて。
そうした抑制のきかない感情を持て余すことのないようにしたいですよね。

指導にあたる、教育にあたる人材として、"未来志向"であること。
過去にとらわれすぎず、否定から入らず、相手が成長するための要素を言葉にできること。
そして、その言葉と一緒に、選手と一緒に歩んでいこうとする姿勢を持ち続けることが、今後必要になってくるのだと思っています。

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今日はここまで。499日目おわり。
最後までお読みいただきありがとうございました!

それではまた明日。

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【保有資格】
 博士(スポーツ医学 筑波大学)
 日本スポーツ協会公認バドミントンコーチ3
 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
 日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツコーチ
 日本障がい者スポーツ協会公認中級障がい者スポーツ指導員
 日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツトレーナー
 NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
 NSCA認定パーソナルトレーナー
 高等学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
 中学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
 赤十字救急法救急員

【現在の大学担当授業】於:東京経済大学・千葉大学・東洋大学
 <体育実技>
  ●バドミントン ●卓球 ●バレーボール ●トレーニング理論実習 ●フィットネス
 <ワークショップ科目>
  ●テーピング・マッサージ実習 ●スポーツ医学理論実践
 <講義科目>
  ●健康の科学a ●健康の科学b ●スポーツとの出逢い


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