きりえや 高木亮さん
そもそも、切り絵ができるわけでもない私が切り絵を知り、かわいいなぁきれいだなぁと鑑賞して楽しむようになったきっかけは、私にいつも美味しいものをくれる人。で、その方がきりえをしていることは何となく知っていて、なんか、台風が来て大変なさなか、避難所に行くかどうするかでもあっちの避難所もこっちの避難所も一杯らしくて、行っても廊下に座るくらいだぞって話を聞いて、あぁどうしよう、どうしてるかなあ(家が歩ける距離なので)とラインしたら、まぁやれることしたうえで、落ち着くべくきりえしてるって言うし。さすがです。秋になってお芋がおいしい季節だねって、おいもの切り絵してたし。んー切り絵って私は手を切りそうだなぁ(ミシン使って指縫うくらいだしまぁなんてことないのかもしれない)と思ったし、そんな器用じゃないし、いつかやってみたいことの一つではあるなぁと漠然と眺めている状況だった。
そこに、ですよ。
かわいいかわいい猫のユメ登場。きりえやの高木亮さんの、ユメ。
もともと黒猫が好きで、ベタに魔女の宅急便からの黒猫に対するあこがれで、実家で飼ってきた猫は大体キジトラなんですが、私がという意味で言えば、白黒のハチワレ、我が家の長女、今や私より年上であろう御方。結局黒猫を飼ったことはいまだにないのですが、もう特にいいかなぁ。外見のこだわりはいいかなぁ。そう思いつつも、黒猫という存在は好きです。黒猫の曲と言えば、BUMP OF CHICKENの『K』。
黒猫だぁ、というところから見ているうちに、うん?凄く、猫の、動きとかしなやかさとか何かに興味持って楽しそうにしているところとか伸びの仕方とか体のラインとか目とか耳とかしっぽの動き(動いてないのに変な表現ですが)細かな動きの感じが、静止画ということが信じられないくらい猫らしくて。動き出しそうなんですよ、ユメ。不思議ですよね。ミッフィーを生み出したディック・ブルーナさんの展示を見にいったとき、さらっと描いたものからどんどん引き算して単純に単純にしていって、もう引けないってところのほどよいところを見つける、みたいなことが書いてあって。なるほどなぁと思ったんですよね。切り絵のデザインも、それに近いのかなぁ。
ユメを見ていると、体のラインや好奇心旺盛な感じとか、産まれて半年から1年くらいのイメージなんです、勝手にですよ、勝手に。バルーンと出会ったころは、半年未満なのかなぁ。子猫というわけでもなくて成猫で、でも、大人というにはまだ早い感じ。
本を3冊かりて、読んで、ちょうど個展に行きたかったんですが、なんとその週末私は家でリバースしてダウンしていたのでした。とほほ。あれは風邪だったのかなぁ。食欲の塊である私が食べられないというのがやばいしこのご時世よくわからない状況で人がいるところに出かけるのはよくないと断念。行きたかった。行きたかった。行きたかった。
サイトを見たら、個展のスライドショーや、これまでのおうちできりえレッスン、オンラインショップと情報がたくさん。是非是非ご覧ください。
これから寒くなるし、さらに言えばこのご時世で、例年に比べて外に出かけて楽しむことが減っていると思います。おうちで切り絵、いかがですか。そんなことを言いながら一度もきりえをしたことがない私は、鑑賞だけでも十分楽しいです。ユメが、かわいい。しかし、ボスも好き。観ていると、これ、切り絵なんだよなぁ、この角度どう切るんだろうとかどうデザインするんだろうとかいろんなことを思いながら眺めてしまいます。
きりえや、高木亮さんのサイト。
あ、サイトの方にもありますが、2021年のカレンダー、ユメあるく、をいただきました。目下部屋のどこに飾るか考え中です。パソコンデスクの真ん前にしたいんですよね。目に付くから。
ユメとバルーンシリーズの、3作それぞれについての記事はこちら。
なんだかんだと猫の模様がついた商品が増えて嬉しい限りですが、猫好きそれぞれ好みもあって、猫だけどこっちの猫が好き、もあると思うんです。そこにくるとこのユメもボスも、ストライクでした。
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