「不可能なんてない。」テニスクイーンの父が、教えてくれたこと
こんにちは。石川笑太郎です。
現在公開中の映画「ドリームプラン」を観ました。
この映画で学んだことは、
「不可能なんてない。
計画を計画通りに実行するだけ」
ということです。
女子テニス世界ランク1位として伝説になったウィリアムズ姉妹。
その裏側には、父リチャードの存在がありました。
原題は「King Richard」。
なぜ、父リチャードは、不可能なんてないと信じていたのか。
白人スポーツと呼ばれるテニスで、どうやってこの姉妹は伝説を作ったのか。
リチャードが大切にしていたことに迫ります。
計画
父リチャードの口癖は「計画どおり」。
どれだけ厳しい道でも、計画をしっかり実行すれば、達成できる。
雨の中練習することもあり、周りからは
「教育に厳しすぎる」と言われていました。
しかし、テニス女王を2人排出するための計画を実行していただけなのです。
「周りから異常と思われるくらいがちょうどいい。」
一般の人からみて「よく頑張っている」は「私も頑張ればできる」程度です。
異常だから、突出したのです。
リチャードは若いころ、街で暴力を受けたことがありました。
そこにはリチャードの父もいましたが、逃げ出しました。
彼は、「自分になにがあろうと、子供を守る父親になる」と決心します。
だからこそ、成果になることにこだわっていました。
娘たちが、人種や性別関係なく、自分の力で世界に通用するように。
謙虚
リチャードは謙虚であることを求めました。
謙虚さは、人間の基本だからです。
ビーナスウィリアムズが、ジュニアの試合で優勝したとき、傲慢になる瞬間があります。
リチャードは怒ります。
「他の選手も全力を出した。
なぜそこに敬意を払えない?」
リチャードにとって、ジュニアでの優勝はまだまだ計画の一部。それよりも、他人に敬意を払うことの方が、よっぽど大事だと教えるのです。
価値を下げない
リチャードは価値を下げることを嫌いました。
自信は自分の価値だから。
大きな大会の直前、ビーナスの初の独占契約の話が来ます。
相手はあのNIKEでした。
契約金は300万ドル(約4億円)。
普通なら断りません。普通なら、、、。
リチャードはビーナスに選択をさせます。
しかし、彼女は断ります。
NIKEの担当者は、まだ彼女のプレーを見ていなかったのです。
「私がどれだけ強いかを証明したときに、本当の価値が決まる。」
リチャードは、ビーナスの価値はもっとあるとも思っていたでしょう。
噂だけでひょこひょこやってきてサインだけさせる。
NIKEの人自身が、NIKEの価値を下げていると僕は読み取りました。
試合を見た結果、NIKEは契約金を100万ドル上げたり、他の会社からもたくさんのオファーを得ることができました。
娘たち、そして自分を信じ続ける
リチャードは、彼女たちが幼いころから、
「我が家には、テニスクイーンが2人いるんだぞ」
と誰にでも伝えていました。
心のそこから、娘たちを信じていたのです。
彼女たちの練習の後には夜勤で仕事。
家族を馬鹿にする人にはとことん立ち向かいます。
なんでもするという父の思いと行動。
そして自分自信のことも信じていたでしょう。
「不可能なんてない。
計画を計画通りに実行するだけ」
実現した人がいるなら、誰でもできます。
言葉だけではなく、
行動する力、勇気、継続力、決断。
全てに学びました。
自分も何か成し遂げたい、なにか形にしたいと思う方、
「観ないという行動」があなたの人生になります。
今日もいい映画と出会いました。