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上手くいくサークル、課題の多いサークル
これまでたくさんの自主サークル(参加者の方々で運営を行う)のお手伝いをしてきました。その中でも、上手くいくサークルと課題の多いサークルがあります。
その違いは、同じ議題を投げられた時の対応が見事に違うということを感じます。今日はそのことについて書きたいと思います。
解決するのは誰なのか?
上記に書きましたが、議題を投げられた時の対応について書きたいと思います。
【上手くいくサークル】
議題を投げられた人は、まず周囲の人に伝えます。そうすると、人が集まりだしさまざまな意見が出ます。そしてあっという間に決まります。
井戸端会議が大きくなったようなイメージでしょうか。雑談の延長だからざっくばらんに会話ができ、多数決の必要もありません。
【課題が多いサークル】
議題を投げられた人は、自分で抱え込み考察をします。自分と特定の誰かで決めてしまい、決定したことをメンバーに伝えます。
こうなると、まず話しの流れが理解しずらく、「え?」という空気感になります。話しが浸透し始めると、反対意見がでます。最後は多数決で決めることになりますが、いつまでも尾を引きます。
能動的に参加する方が増えること
昨今では新型コロナウィルス対策で、各サークルに同じ議題が投げられることが多くなりました。例えば「感染者が多くなってきましたが、サークルは開催しますか?一旦閉めますか?」などです。同じ議題を各サークルごとに話し合うので、解決の仕方が顕著に見えてきます。
結果は何でもいいのです。気になるのは、いつも結論が出るまでに大きな違いがあるということです。
上手くいくサークルでは、多くの意見の中から落としどころをみつけ、みんなで解決しているので、不満が少なく能動的に参加する方が多くなる傾向です。
一方で課題が多いサークルでは、いつも消化不良で「ややこしいことに巻き込まれたくない」と、能動的な参加スタイルをとる方が減る傾向にもあります。
能動的な方が増え好循環なサークルと、他人まかせな方が増え悪循環なサークルにもなってしまいます。
またこれは、そのサークルがずっと上手くいくわけでも、ずっと課題が多いわけでもありません。集まるメンバーや人数構成、その雰囲気などでもサークルごとに波があるようにも感じています。
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私自身も…
私自身もサークル運営者です。
議題があれば参加者の方に聞くようにしています。それは、素晴らしい運営者になりたいからではなく、残念ながら私だけでは答えが分からないことが多いからです。
参加者の方に相談をすると、必ず答えが導き出されます。周囲に投げかけることは悪いことではなく、いわゆる報連相にもなります。
周囲を巻き込むことは、時には良いこととなります。多様な考えを聞けて、私自身の学びも多いです。これを続けていこうと思います。自主サークルなどに参加されているみなさまもぜひ。
おでかけ運動教室わんせるじんぐ
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