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よい雰囲気だと実感したこと
長くサークル運営をしていても、よい雰囲気を保つことは難しいものです。また、雰囲気が良くなる法則があるわけでもなく、地道に試行錯誤といったことでしょうか。
これはコミュニティ運営としてどうなんだろう?と頭を抱えることもありますが、今回は反対に「これはよい雰囲気だ」と実感できたことをピックアップしてみたいと思います。
お隣の方との会話が止まらないこと
サークルの開始、休憩の終わりの時に「はーい、体操始めますよ~。」なんて声をかけます。そうすると通常は、みんなゾロゾロと席につき、なんとなくシーンとなるものです。
しかし、私が始める合図をしても、お隣の方との会話が止まらず、いつまでも話している方、席に戻ってこれない方がいます。それがいい雰囲気だな~と思っています。笑
そんなに積るお話があるのか…、体操というツール以外での楽しみを持ってくれているのか…と嬉しくなるものです。何より、私(運営者)の顔色をうかがうことなく、自分たちで楽しみを作っていることが素敵だとも思っています。
お休みの方を気にかけてくれること
家族の体調不良、お孫さんの子守り、親の通院付き添いなど、自分以外の予定が多くなるのがシニア世代でしょうか。そういったさまざまな事情で、数か月など長らくお休みをされる方もおられます。
そんな時に「あれ、今日〇〇さん来てないね。珍しい。」「〇〇さん最近ずっと来てなくない?」など、気にかけてくださる方がおられます。そういった言葉をお聞きすると、良い雰囲気のサークルだなと嬉しくなります。
長らく休んでいる方がおられても、誰が休んでいるのかも分からないのでは、コミュニティと言えないと思っています。
また、お休みをするときにその理由を詮索しない雰囲気も大切だと思っています。私にお休みの理由を言ってくださる方にも「みんなが心配されるから、お休みなことは伝えるけど、理由は”身体は元気だけど、今月は用事が重なって忙しいみたい”でいいですか?」などと、それなりの理由付けを確認をしておきます。
そうしておくと翌月参加した際に、すんなりと再会の喜びを分かち合えるように(時にはハグをしている。笑)感じています。
新規参加の方を歓迎してくれること
以前に参加者の方から「最近新しい人いっぱい来てくれて、嬉しいねん。なんか余計に楽しくなったわ。いっぱいチラシ配ってくれたんやろ?ありがとうな。」と言われ感激したことがあります。
こういったことを言葉にしていなくても、既存参加者のみなさんも、新規参加が増えることを、心では喜んでくれているようです。その証拠に新しい方とわいわい接しておられたり、親切に案内してくださったり、「新しい〇〇さんです。イエーイ。」みたいに他の方に紹介してくれることまであります。
みんなが歓迎してくれていることが伝わると、新しい方もあっという間にサークルに馴染まれます。
今回は3つの事例を文章にしました。嬉しくなったことを書き残しておきたかったからです。こういった事例をたくさん残せるように、楽しい雰囲気のサークルを作っていきたいです。