
親に運動をしてほしい時に②自分で運動編
今回は”親に運動をしてほしい時に”ということをテーマに、”①概要編”と”自宅運動編”と”みんなで運動編”という3つのことを書いていきたいと思います。
今回は”自宅運動編”ですが、話しの流れが分かりやすくなるので、①概要編から読んでいただくと嬉しいです。
手軽に始めやすいのはウォーキング

前回の①概要編では「家の周りを歩いといたらいいやん」は失言だと書きました。笑 言い方に問題はあるものの、提案はその通りといったところでしょうか。歩く行為は特段、誰に習わずとも今すぐ始まられるおススメの運動です。
ではどのようにウォーキング計画を立てたらいいいのでしょうか?
それは肩肘張らず「普段よりも多く歩くようにしよう。」という目標で充分です。
例えば”荷物の少ない買い物は歩いて行く””行きは歩いて行って、帰りはバスに乗る”など。「普段の生活の中で、歩けそうな用事の時だけ歩く。」くらいのことから計画をしていきましょう。
普段ほとんど歩かない方が歩くと気持ちが良いものです。まずはその気持ちよい(心地よい)体験をたくさんしましょう。
歩きすぎると疲れが出て、次の時に歩く気力が沸かなくなります。私の知る限り「明日から毎日2万歩だ。」と大きな目標を立てた方ほど、いつの間にも元の生活に戻っている印象です。1年後も確実に続けていられそうな小さな目標から始めてみましょう。
私のウォーキングコースの選び方

とはいえ、ある程度しっかり歩いたほうが、さまざまな運動効果が出やすいのも事実です。目的によっても違いますが、歩数にすると1日8000歩までは段階的に歩数も増やしていきたいものです。
ウォーキングに慣れない方へおススメのコース選びは2点あります。
まず1つ目は、「坂道(階段)を避けたコース選びをする。」です。
言わずとも、坂道を歩くのはしんどいものです。ウォーキングを早々に断念する方の中には、「坂道(階段)がしんどくて嫌になった。」いう言葉も耳にします。
私の自宅周辺も坂が多く嫌になります。住宅街をタテへ進むと坂道になりますが、横へ横へと進むと平坦なコース選びもできるはずです。また、公園内を周遊するのも手です。公園のウォーキングコースは高低差が少なく作られていることが多いです。

2つ目は「遠くまで歩かない。」です。
ウォーキングコースを遠くまで設定してしまうと、必ず帰ってこなければならず、それを繰り返しているうちに、ウォーキングにでかけるのが嫌になってきます。
例えば、自宅を拠点に2通りのウォーキングコースを作り、それを8の字に回ることをおススメします。1つのコースで満足感がある時は、そこでウォーキングを終了してもいいし、余力のある時はもう1つのコースも堪能します。要は、途中でウォーキングを中断できる環境を作ることです。
毎日気軽な気持ちでウォーキングに出発できるようにすることが、長続きの秘訣です。
自宅運動のススメ
次は自宅(部屋の中)でできる運動のご紹介です。
本や新聞に載っている運動を実践するのもいいのですが、やり方が分からなかったり、フォームが難しくて合っているか分からないという声も耳にします。そこでおススメなのがテレビ体操です。
これはサークル参加者の方々に教えてもらったものです。「家でどのような運動をしているか?」をみんなでシェアする機会があり、8割ほどの方がテレビ体操と答えておられました。
テレビ体操とは、代表的なものではラジオ体操ですが、それ以外にもさまざまなチャンネルで放送されているそうです。毎週のシリーズものや毎日同じ時間帯で放送されているものまであるそうです。内容もイスに座ったままできるもの、立って行うもの、脳トレ、ストレッチなどジャンルも多様だということでした。
運動は体育の授業でしかやったことがない方は、こういったテレビ体操はおススメです。専門家が正しく無理なく説明と実践のサポートをしてくださいます。活用してみてください。
運動器具のプレゼントはいらない

また両親へ運動器具をプレゼントしたい相談もお受けすることがあります。最終的に粗大ごみになる可能性が高いので、運動器具のプレゼントは不要でしょう。笑
私のおススメのプレゼントは万歩計(活動量計)です。私も数年前から愛用していますが、腕時計タイプの活動量計は紛失の心配も少なく、便利です。歩数だけでなく消費カロリーや歩行距離、物によっては睡眠の状態や心拍数まで見ることができます。量販店(電気屋さん?)などで数千から販売されています。驚くような高いものから安いものまで(機能が大幅に違うよう)あるようですが、機種については詳しくないのでお調べくださいませ。
では次回は、③みんなで運動編です。どこか運動施設に通いたい場合の選び方のご紹介をします。
おでかけ運動教室わんせるじんぐ
https://wan-seru-jingu.jimdofree.com/