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尿管結石や急性腎盂腎炎などの場合、腰の痛みや背中の痛みとして症状が出ます

実際のところ、腰痛のケースの大部分は永久的な組織損傷が原因ではなく、腰痛と組織損傷の形跡のあいだにはわずかな関係しかない。ひどい痛みを訴えていてもスキャンでは何の異常も認められない場合がある一方、痛いところのない健康な人のスキャンを撮ってみると、本人は一切痛みを感じていないのに、かなりやっかいな状態であるあることがわかったという例はいくらもある(中略)長期にわたる腰痛は、たいてい過保護な脳が脊椎を保護しようとすることから起きている。だからといって、その痛みがひどくないとか、本物ではないとかいうことではない(中略)腰や背中に痛みがあるのはつらいものだし、何か深刻なダメージを負ってしまったと思うのはとてもよくわかる。ところが、じつに興味深いことに、腰背部痛と背骨(脊柱)の状態との関連はきわめて弱い。膨大な数の研究によると、慢性の腰背部痛ではほとんどのケースで構造的異常の兆候は認められず、しかもそのような異常(椎間板ヘルニアなど)がある人の多くはまったく痛みを感じていなかったという。現に、大多数(九〇パーセント以上)の症例で組織損傷は一切見当たらない(中略)なかなか治らない腰背部痛の大半のケースでは、簡単に手に入る知識や情動的な脳の力を利用したテクニックを使って惨めな状態を和らげ、そこから抜け出せるという事実に圧倒的なデータの裏づけがあることだ(中略)痛みは安全装置であって、持続痛はたいていの場合に脳内の痛みのシステムが過保護になっているために引き起こされている(中略)「抹消性感作」(中略)傷口を保護し、治るまで余計なことをしないようにと注意を促している(中略)骨折して治りかけの足を痛めないように足を引きずって歩くときなどに、誰も経験している(中略)痛みは一〇〇パーセント脳でつくられる(中略)別の言い方をすれば、痛みは脳が感知するものではなく、脳が生み出しているものということになる(中略)脳が機能しなければ、痛みもないのだ(中略)痛みとは、自分の身体に危険が迫っていることを意識に知らせるために、脳によって下される───大部分は意識のコントロールが及ばない───判断(中略)持続痛のほとんどのケースでは、私たちの脳が──時間の経過とともに──過保護になり、ダメージが治ってからも痛みをつくり出してしまう(中略)ダメージにつながらないというときにも痛みをつくり出すようになる(中略)脳の防衛省も必要以上に厳重な防御を敷き、どんなに害のない筋肉の動きでも危険だと解釈するようになるわけだ。そして、脳はこれを繰り返すほど痛みを「覚える」ことがうまくなり、もともとの組織損傷が治ってからも長く痛みが残るようになる(中略)痛みをつくり出そうという脳の決定は、おおむね意識のコントロールが及ばないところでなされる(中略)私たちが危険にさらされていると判断すると、たとえそれが誤情報に基づいていたとしても、その判断を私たちに知らせてくる(中略)もし持続痛を抱えて生きている人々がコントロールとパワーの感覚を身につけられたなら、痛みそれ自体の強さと不快さはきっと小さくなるだろう。これを実現する最善の方法は、明らかに、痛みとは何であって、何でないのかを説明することだ。また次善の策は、日々の痛みに対処するテクニックを人々に教えることだ。

情報分析官

脳は痛みを遮断する能力を持つ。というのも、急性痛の実際の機能は、私たちを拷問にかけることではなく、危険を告知することにあるからだ(中略)痛みのシステムは、傷ついた身体の有無を言わさぬ代弁者であり、報酬と処罰を合図するシステムなのである。それは、傷ついた身体にさらなるダメージを与える可能性のある行動を私たちが起こそうとすれば罰を、また、そのような行動を断念すれば、痛みの軽減という報酬を与えるのだ。

腎臓はおなか側にあると思っている人が意外と多いのですが、腎臓は背中側、腰より少し上にあります。ですから尿管結石や急性腎盂腎炎などの場合、腰の痛みや背中の痛みとして症状が出ます(中略)腎臓には体内のビタミンDを活性化させるはたらき(中略)ビタミンDは、腎臓の尿細管で活性型ビタミンDに変化してこそ、本領を発揮する(中略)活性型ビタミンDに変換できていないビタミンDでは、カルシウムの体内での吸収が悪くなってしまいます(中略)腎機能が低下して活性型ビタミンDが減少してしまうと、カルシウムが骨へ沈着されにくくなります。こうして骨がもろくなる(中略)腎機能が低下すると、血管が傷つき、動脈硬化も進みやすくなります。血圧の制御もしにくくなり、炎症物質も発生します。また、カルシウムやリンの代謝が悪くなり、これが血管の石灰化を引き起こします。これもまた血管の機能を低下させ、動脈硬化につながります(中略)腎機能が低下すると、リンは尿から排泄できなくなります。すると血中のリンの濃度が高くなります。この状態を「高リン血症」といいます。血中のリン濃度が高くなると骨のカルシウムが血中に溶け出しやすくなり、骨がもろくなるのです(中略)血液中に余計なリンが多いと、血液中のカルシウムとのバランスをとるために、骨の中のカルシウムが血液中に溶け出します。過剰なリンとカルシウムが結合すると、結合して血管壁にくっつきます。これが血管の石灰を招き、動脈硬化になります。

マグネシウムが不足すると、カルシウムがいつまでたっても元に戻らないため、こむら返りなどの筋肉の痙攣(中略)カルシウムは小腸の上皮細胞から体内に吸収されます。他のミネラル同様、カルシウムの吸収率は10〜15%でさほど良くありません。ところが、ビタミンDが上皮細胞の細胞核にある受容体に働きかけると、カルシウムの吸収をスムーズに行う(中略)これによって、小腸でのカルシウム吸収率は10〜15%から30%〜40%と3〜4倍にもアップするのです。動物実験では、小腸でのリン吸収率もビタミンDによって50〜60%からおよそ80%までに高まる(中略)肝臓で作られる胆汁酸が悪玉の腸内細菌の作用で変化した二次胆汁酸には、大腸がんの増殖を促進する働きがあります。カルシウムは胆汁酸と結合して、二次胆汁酸になるのを防いでくれるのです。したがって、大腸がんの抑制に関しては、ビタミンDとともにカルシウムを補う

アヒルの卵に含まれるアミノ酸には、カルシウムの吸収と活用を大幅に増加させる力がある(中略)カルシウムを適量摂取すると、脂肪を産生する酵素が抑制され、さらにはトリグリセリドを減らす効果もある

情報分析官

「噛む」という行為には、心身のストレスを解消する効果

トラブルで内科を受診しても、ほとんどの場合噛み合わせが原因だとはわかりません(中略)咀嚼能力が高かった人は、腰椎の骨のカルシウム量が多い

ビタミンDの一つの機能はカルシウム吸収

情報分析官

屋外で長時間過ごせばビタミンD濃度を高めることができる(中略)とくにカルシウムとリンの吸収を促進(中略)カフェイン摂取はカルシウム吸収率のわずかな低下をもたらす

情報分析官

もともと副腎疲労の状態ではコルチゾールの分泌量が少なくなっています。そのため、体にミネラルを取り込みにくくなっているのです。さらにカフェインの利尿作用でミネラルを流出させてしまう

肉はタンパク質が多く、多すぎるタンパク質は、体を酸性化(中略)タンパク質由来の酸性老廃物を尿中に排泄するときに、カルシウムを使う

情報分析官

「ケトジェニック」ダイエットと呼ばれる近年流行している食事療法の大きな問題点(中略)タンパク質の過剰摂取を促すため、実際にはケトジェニックではない。これは残念ながら、がん細胞を増殖させるもうひとつのレシピなのだ(中略)動物性タンパク質の摂取ががん性腫瘍の発生に関係していることは明白

情報分析官

1日一粒の梅干しを(中略)豊富なクエン酸で血液をサラサラにして、酸性に傾きがちな血液を弱アルカリ性にキープ。毛細血管の健康を保つことにもなります。乳酸菌が腸内の善玉菌を増やしてくれるほか、解毒作用や胃がん抑制作用がある

ビタミンDは、カルシウムの十分な吸収に欠かせないが、カルシウムの欠乏は、不安やうつを引き起こす

カルシウムは精神安定作用

(※サプリで)大量のビタミンDを摂取しつづけると、血管壁や腎臓などにカルシウムが沈着(中略)(※サプリでビタミンDを)摂取しすぎると高カルシウム血症や腎臓機能障害を起こす危険が ※引用者加筆.

情報分析官

温泉水に多く含まれるサルフェート。有毒化合物を体外に排出し、体の新陳代謝を高める作用があり、美肌、便秘解消、ダイエット効果も(中略)サルフェートとはカルシウムやマグネシウムなどのミネラルと硫酸基が結合した硫酸塩のことです。サルフェートは、もともと温泉に含まれている成分(中略)サルフェートには、有毒物質や血液中の老廃物を尿とともに体の外にだし、新陳代謝を高める作用があります。つまり、体内のデトックス(毒出し)を積極的にうながしてくれる成分なのです。そのため、サルフェートを含む水は、細胞を活性化して疲労を回復させる効果が高い(中略)常に一パーセントのカルシウムを安定して体内にとどめておくことが重要。それには、カルシウムの豊富な水を飲むなどして、日頃から積極的にカルシウムを補給する(中略)日本の水はほとんどが軟水でカルシウムの含有量が少ないため、日本人はカルシウム不足になりやすい(中略)マグネシウムが不足すれば、カルシウムは十分に働くことができません。カルシウムをしっかりとっていてもマグネシウムの摂取量が少なければ、カルシウムをとっていないのも同じことになってしまう───藤田紘一郎教授(著書名失念)

情報分析官

マグネシウムを筋膜に吸収させるためのステップ:1)日中、定期的にカルシウム水を飲む。ステップ2)甲状腺ホルモンを活性化するために汗をかく。ステップ3)日光を浴びる。ステップ4)お風呂にマグネシウムを入れる。ステップ(1)~(4)を3日以内に完了させる。

関連リンク↓

https://note.com/wandering_1234/n/n15c6ad1ad9c8

https://note.com/wandering_1234/n/nf3c0160bc5f4