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コルチゾールがもたらすもうひとつの望ましくない副作用は、筋タンパク質の分解だ

砂糖は、酸性食品ですから、そもそもpHを下げてしまいます。

縄文時代(中略)甘いと言えるものは、せいぜい栗くらいだったはずです(中略)その結果、縄文時代(とくに初期)の寿命は意外と長かったと言われています。一〇〇歳以上生きた人はざらにいて、一説には、推定二〇〇歳まで生きた人の骨も見つかっているそうです。

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フレンチは太りにくいメニュー構成になっている

テーブルマナーの講師としてこれまで活動してきた結果、これさえ意識できれば他には何もいらない、とさえ思う行為があります。それは「ナイフの刃先を人に向けないこと」です。

私自身は食べ物の加熱で生じるAGEsは、さほど気にしなくていいと思っています。食事に含まれるAGEsのすべてが体内に吸収されるわけではないからです(中略)糖質過多の食事で食後高血糖が起こると、動脈の内側を覆う細胞が糖化し、AGEsが蓄積(中略)AGEsが血管壁の細胞の受け皿にキャッチされると、炎症が起こります(中略)AGEsは、がん、心臓病、脳卒中、認知症、糖尿病の合併症などと深く関わっています(中略)AGEsは、がんの転移にもかかわります。がん細胞には、AGEsをキャッチする〝受け皿〟が備わっています。そこにAGEsがくっつくと、がん細胞の周りにある間質という組織にシグナルが伝えられます。それが、がんの転移を促進する(中略)神経障害は、神経と、神経に酸素と栄養を届ける細い血管が高血糖で生じたAGEsのダメージを受けることで発症します(中略)骨粗しょう症の原因としてクローズアップされているのが、糖質過多によるAGEs(中略)高血糖が続くと、骨のコラーゲンに糖質が結びついてAGEsが生じます。AGEsはコラーゲンの構造を変えて、カルシウムとの結びつきを弱くする(中略)AGEs化したコラーゲンはどんどん蓄積し、長い時間をかけて骨をじわじわと弱体化させます。こうなると骨を合成する骨芽細胞の働きが抑えられる(中略)血中インスリン値の高い男性は、低い男性と比べて、最大で3倍程度大腸がんになりやすい(中略)インスリンレベルが増加すると、腫瘍(がん)の進展や死亡率が高まる(中略)インスリンには成長作用があり、高インスリン血症は正常な細胞以外に、がん細胞も成長させてしまいます(中略)高インスリン血症があると、インスリン分解酵素がインスリンの分解で手一杯になり、副業のアミロイドβが残りやすくなります

人間はマウスと生物学的に同じ(中略)高たんぱく質/低炭水化物のセクシーなやせたマウスは、すべてのマウスの中で最も寿命が短く、見栄えのいい中年の死体になった。なぜなら、高いタンパク質対炭水化物比は、急速な老化に関連する経路を激しく活性化させ、細胞とDNAの修復・維持メカニズムを弱め、老化やがん、そのほか慢性病を促進する比率でもあるからだ(中略)食事からほとんどの炭水化物を取り除けば、炭水化物欲にスイッチが入り、デンプン質の甘い食品がたまらなく食べたくなる(中略)インスリン抵抗性は体内のタンパク質が減少する速度を高める

情報分析官

アロスタティック負荷というと、携帯電話を手にBMWを運転する裕福なビジネスマンやキャリアウーマン、子どもを高級車に乗せてショッピングセンターやサッカーの練習に連れていく郊外の忙しい親たちがなりやすいと思うかもしれない。本や雑誌がよくこのような人を取りあげるのは、おもに彼らがそういう本や雑誌を買って読むからだ。実際は、社会経済的地位が低い人のほうがアロスタティック負荷に悩まされる可能性は高いのである。イギリスの公務員の調査で、社会的経済地位が低い人のほうが病気になる率も死亡率も高いことはすでに述べた(中略)つまり社会経済的地位が低い人ほど、アロスタティック負荷が高い

ところで、容姿が良いほうが成功するということはあるだろうか? じつはそうだ。美しい女性は四%ほど収入が高く、ハンサムな男性は三%ほど収入が高い。大した違いではないように思えるが、平均的な雇用者の場合、職歴全般を通じての収入が二三万ドル以上増える計算になる(中略)一方、魅力的でない女性は収入が三%ほど低く、魅力的でない男性は二二%も低いという。ただし、見ばえの良い人のほうが稼ぐのは、その外見が好まれるからではない。調査によると、容姿が良い者は自信を持つようになるからだという。自信を持てば持つほど、利益がもたらされる傾向がある。人は自信過剰なほうが生産性が伸び、より困難な課題に挑戦するようになり、それにより職場で頭角を現すことになる

炎症は、免疫系が活性化されて(※体内の免疫系が)腹を立てたときに起きる ※引用者加筆.

副腎が疲れて火消しをするコルチゾールの分泌量が減ってくると、その部位の炎症を抑えきれなくなってしまう(中略)免疫機能をコントロールするのも副腎のコルチゾール

炎症も、脳はすべてストレスとして認識します(中略)多くの人は「心でストレスを感じる」と考えがちなのですが、これは誤りで人間は脳でストレスを感じる(中略)脳がストレスをキャッチすると、脳から副腎に「ストレスに対応しなさい!」という指令が伝達され、副腎はそのストレスに対抗する力として、ホルモンを分泌(中略)副腎はすい臓と同じく、異変があっても自覚症状があらわれにくい「無言の臓器」※引用者加筆.

副腎が弱っている動物は軽度のストレスでさえ死に至る

もっとも大きなストレスは、悲しみのストレスです。 免疫力を下げるストレスで大きいのは悲しみのストレスです───順天堂大学医学部 奥村康教授(著書名失念)

じつは、副腎皮質分泌ホルモンというのは、もともとストレス対処ホルモンなのです。これで全身の交感神経を高める働きをします───福島学院大学 星野仁彦教授(著書名失念)

副交感神経優位のときはウィルスやがん細胞と闘うリンパ球が増えます

ストレスを感じているときには、自律神経のうちの「交感神経」という神経の働きが活発になり、血管が収縮して血流が低下して、血圧が上昇します(中略)ストレスで血管が縮こまってしまい、血圧が上昇すると血流も滞り、細胞に十分な栄養と酸素が行き届かなくなり、さらに細胞から排出される老廃物や二酸化炭素が運び出されなくなるため、それらのゴミが細胞を傷つけてしまうために、肩こり、筋肉痛、だるさ、頭痛などの疲れを感じるようになります。

コルチゾールには血糖値を上げる働きがあります

内臓脂肪をピンポイントで増やす「ストレスホルモン」 ストレス、肥満、代謝性疾患の結びつきの起点にあるのは、副腎(腎臓の上にある臓器)が出す「コルチゾール」ホルモン(中略)コルチゾールは、少量かつ急増期間が短いかぎり、必要不可欠なホルモンだ。だが、大量のコルチゾールに長期間さらされると、ゆっくりとではあるが、最終的に命が奪われる。プレッシャー(社会的、家族的、文化的なプレッシャーなど)に容赦なく見舞われると、ストレス反応は何カ月も、ときには何年も「オン」状態になる。コルチゾールが血流にみなぎると、血圧が上がり、糖尿病につながる血糖値の上昇を招き、心拍数も増える(中略)コルチゾールがむやみに体重を増やすわけではない。コルチゾールが増やすのは内臓脂肪なのだ。これは、心血管疾患とメタボ症候群に関連付けられているタイプの脂肪蓄積(中略)コルチゾールが上昇すると、インスリンのレベルも上昇する。なぜなら、コルチゾールがあなたにものを食べさせると、食べたエネルギーを脂肪細胞に取り込ませようとして、インスリンのレベルが上がるからだ

実は、インスリン自体にがん細胞の増殖と代謝を促進する作用がある

インスリンはがん細胞の増殖を促進(中略)インスリン受容体が活性化されると、Shcというタンパク質がリン酸化されて活性化されます。このShcが、さらに下流の増殖シグナルの伝達経路であるRAS-MAPK経路を活性化することによって、がん細胞の増殖が促進(中略)高インスリン血症下においては、インスリンがIGF-1受容体にも結合し、IGF-1と同じようにがん細胞の増殖を促進してしまうのです。つまり、実はインスリン自体ががん細胞の増殖を刺激する作用を持っている(中略)インスリンはがん細胞の増殖や血管新生を促進し、進行を早める(中略)また、インスリンの発がん促進効果も指摘されています。実際、糖尿病がないグループと比較して、糖尿病患者さんはがんの発生率が高くなり、特に、肝臓がんや膵臓がんや子宮内膜がんなどでは2倍くらいに高くなる

インスリンは「筋タンパク質分解」を抑えるホルモン

コルチゾールがもたらすもうひとつの望ましくない副作用は、筋タンパク質の分解だ

(※血液そのものも減らし通常の酵素の働きも抑制する)炎症性サイトカイン(※体内のタンパク質を分解する酵素のスイッチをオンにする)の作用により、体内のタンパク質がどんどんアミノ酸に分解されていきます。そして、体内のタンパク質が次から次へとアミノ酸に分解されると、筋肉はどんどんなくなっていきます。癌は、そうやって体内のタンパク質を分解して筋肉を減らし、筋肉のアミノ酸を食べつくしてしまう ※引用者加筆.

誰かを憎んだりするなどストレスを感じると、コルチゾールというホルモンが副腎皮質からたくさん出てきます。これは比較的最近見つかったホルモンで、原料はコレステロール。このコルチゾールが、分泌するときにも分解するときにも、大量の活性酸素を発生させる(中略)余った栄養素はみな「裏街道」の脂肪となってしまう(中略)コルチゾールは交感神経が緊張すると出てくる闘争系のホルモン(中略)コルチゾールはこのとき破壊者として働きます。骨や筋肉を壊す係。家やビルを破壊するのに必要な発破の役です。エネルギーを緊急に調達する場合の飛び道具的な存在(中略)ストレスを感じるとコルチゾールが出てきて、闘争の準備として瞬発力のあるブドウ糖をひたすら作り続けます。そのときの材料は何かといえば、体のなかにあるタンパク質やグリコーゲンです。それらを分解して、それを材料としてつくるのです。体の中の蛋白質とは、わかりやすく言えば、骨や筋肉、関節、皮膚、神経などです。それらを一気に壊して、ブドウ糖を作りだすのです。まさに、わが身削って戦闘に備える(中略)とにかくせっせと骨や筋肉を壊してはブドウ糖を作り続けるのがコルチゾール(中略)現代人は社会的な立場もあって、非常に腹が立っても感情を押し殺して我慢してしまいがち(中略)フル操業で生産したブドウ糖の使い途がなくなったらどうなるか。結局、脂肪としてためこむ(中略)その結果、内蔵脂肪が増えます(中略)ストレスを感じてコルチゾールがたくさん出すぎると、TGFが一気にたまってきます。脂肪毒の一つとして紹介した猛毒発ガン物質です。慢性疲労症候群の人が共通して高濃度で持っている物質でもあります。 また、コルチゾールを年中分泌している人ほど、大切な骨や筋肉は削られ、その一方、毒になる脂肪ばかりが増える(中略)さらにTGFは慢性疲労症候群にも関係しているようです。慢性疲労症候群の人に共通するものは何かと調べてみたら、このTGFだった(中略)慢性疲労症候群の人はいくら寝てもこの数値が下がりません。TGFが消えない(中略)TGFの細胞は自分だけ栄養を取り込んで、ほかの正常な細胞の発育を止める性質(中略)コルチゾールは一番インスリンを高め、メタボをきたしやすい

大事なインスリンを分泌しているのが、膵臓にあるβ細胞です。このβ細胞は、活性酸素の影響をとても受けやすい性質をしています。活性酸素を浴びると傷ついてしまうのです。β細胞が障害されれば、インスリンの分泌力は低下し、糖尿病が起こることは避けられなくなります。糖尿病の発症と悪化を防ぐには、体内の活性酸素量を減らす努力が不可欠(中略)糖質の多い食事は、インスリン及びmTORC1を介してオートファジーを抑制し、細胞の老化やがん化を促進してしまうのです。また、インスリン自体も、オートファジーの抑制因子(中略)オートファジーが抑制されると、腫瘍が発生しやすくなります。これは、細胞内に異常タンパク質や不良ミトコンドリアが蓄積することが引き金に(中略)アルカリ性の水を日常的に飲んでいると、新陳代謝が促され、健康なβ細胞を取り戻すことに役立つ────藤田紘一郎教授(著書名失念)

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仏教は心に苦しみをかかえていて、助けを求めてやってくる人たちを受け入れる「心の病院」

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一般にお釈迦様と呼んでいる仏教の開祖・仏陀(釈尊)は、インド王族の一つ甘蔗(かんしょ)王の後裔にあたる釈迦氏の出で、この甘蔗王とはサトウキビの王様のことである。インドの古典語サンスクリット(梵語)で、砂粒、ひいては砂糖のことをシャーカラーといい、これが転じて漢語で「かんしゃ」とも読む甘蔗、英語でシュガーになったという(中略)奈良時代の七五三年に唐僧の鑑真和尚が〝わが国に初めて砂糖を伝えた〟が、これがサトウキビの絞り汁を煮詰めて作る黒糖であった。

インスリン値が高いとがん細胞の成長が促される理由は簡単だ。まず、インスリンは成長を促すホルモンであること。次に、がん細胞は代謝が非常に活発で、増殖するのには多量のグルコースを必要とするということだ。インスリンががん発症のリスクを高め、がんができてしまったあとは、高い血糖値によってがんが早く成長してしまうことになる(中略)脂肪の利点は、無制限に蓄積できることだ(中略)蓄えられた体脂肪、つまり中性脂肪(冷蔵庫の中の食品)は取り出しにくいが、容量にかぎりがない。体内で脂肪を作りだす働きを活性化させるのは、インスリンとフルクトースの過剰摂取だ(中略)フルクトースは簡単に使うことができない(中略)体はフルクトースをそのまま蓄えることができないので、体が必要とするエネルギーが十分にあるとき、肝臓はフルクトースを代謝して脂肪に変える。ところが、脂肪に変えられたものは、簡単に元に戻すことはできない。体は少量のフルクトースでさえ処理することができない(中略)フルクトースは脂肪肝とインスリン抵抗性を引き起こすことでその毒性を現す(中略)グルコースとフルクトースがおよそ半分づつ入っているスクロース(砂糖)(中略)だから、スクロース(砂糖)はグルコースだけでできているでんぷんより恐ろしいのだ(中略)たんぱく質を摂りすぎると体に糖が増えることになる。だから、プロテイン飲料、プロテイン・バー、プロテイン・パウダーなど、高度に加工されて濃度が高くなったものは避けたほうがいい

鉄欠乏症の方が糖質を渇望する(中略)鉄不足は糖質依存を発生させる(中略)鉄欠乏の人には、他のビタミンやミネラルの欠乏も同時に存在(中略)鉄は、血糖値を下げるためにも、間違いなく補わなくてはいけない、重要な栄養素(中略)鉄不足は糖尿病だけでなく、がんになるリスクも上げる(中略)「腺がん」というタイプのがんは、糖質との関係がかなり深い(中略)具体的には、胃、大腸、肺、乳腺、甲状腺、子宮などで腺がんはよく発生します。他にも胆嚢、胆管、腎臓、前立腺、十二指腸、すい臓、卵巣などで腺がんは見られます(中略)鉄不足の原因となるのは、胃腸のポリープやがん、女性の場合はさらに子宮筋腫(中略)がん細胞はミトコンドリアではなく、同じ細胞内にある細胞質で、糖質のみを燃やす「解糖系エンジン」の回路でエネルギーを産生(中略)解糖系が働くと「乳酸」ができて、体は酸性に傾きます。酸性はがん細胞が増えたり、活発化したり、悪性度を増す(中略)また、解糖系でできる代謝産物は、がん細胞が増えるための材料となる(中略)ミトコンドリアの不活性化によって解糖系が働くことで酸性に体が傾き、がん細胞ができたり、悪性度が高くなったりする(中略)高インスリン状態になると、酸性に傾く(中略)血液中を流れるブドウ糖が血管の壁にくっついて「離れなく」なると、タンパク質の構造を変えてしまいます。これが血管の「糖化」(中略)この血管の糖化以上に動脈硬化を促進するのが、インスリン(中略)インスリンが動脈硬化を引き起こすメカニズムは「活性酸素」(中略)最悪なことに、インスリンは血液の中を流れていくので、全身の血管で動脈硬化(中略)アミロイドβを分解する酵素の1つが「インスリン分解酵素」です。この酵素はその名の通り、アミロイドβだけでなく、インスリンも分解します。このため、インスリンが体内に多い場合は、インスリン分解酵素がその分消費されてしまうため、アミロイドβが分解されずに残ってしまう(中略)肝不全では糖質制限は禁忌(中略)「活動性すい炎」の場合も、糖質制限はNG

アガベ・シロップのGI値が低いのは、フルクトースの成分が多いから(中略)脳は、カロリーのない甘味料を感じ取ると、これでは十分な報酬とはならないと考え、食欲を増進(※アガベシロップは高カロリー)※引用者加筆.

テキーラの原料はリュウゼツラン(アガベ)という植物だ(中略)(※アガベ由来のアビガンという天然の糖質は)インスリンを分泌した。つまりアビガンは食欲を抑制する働きをしたのである  ※引用者加筆.

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マウスの実験では、人工甘味料アスパルテームが血液中の糖質を増加させ、糖尿病の初期段階と同じような影響を腎臓に与えていることも明らかになりました。なぜ、こんな結果になったのか、ボストン大学医学部のバーバラ・コーキー博士は「膵臓は砂糖だけでなく人工甘味料にも同じく反応し、大量のインスリンを出すということです。インスリンの過剰分泌は脂肪の蓄積につながるので、太ってしまうのです」と述べています(中略)カロリーゼロ飲料を飲む人は、飲まない人に比べてウエストサイズが5〜6cmも大きいということがわかったのです。

インスリンはがん細胞のブドウ糖の取り込みを増やし、増殖活動を高めます。

糖質は活動性の高い日中ほど、優先的に正常細胞に取り入れられる傾向にあります(逆に、肉体の活動性が少ない就寝中は、糖質が優先的にがん細胞に取り込まれてしまいます)

情報分析官

糖を使って成長したがるのは誰? 答えは、がん細胞だ。そして、がん細胞の成長を促すのは何? 答えは、インスリンだ。インスリンもまた成長ホルモンであり、がん細胞にとっては大いに成長を促してくれるものなのだ。

インスリンの作用が十分に発揮できなくなる状態をインスリン抵抗性と呼ぶ(中略)脂肪やグルコースをはじめとする化合物が血流に長く放置された状態となり、さまざまなものの働きが妨害され、収拾がつかなくなる(中略)増えたグルコースや脂肪の負担を肝臓が強制的に引き受けることになるため、非アルコール性脂肪肝疾患を招き、内臓脂肪が急速に増加(中略)代謝の機能不全や過剰な体脂肪などから生じた全身性炎症は脳の炎症を招き、脳の炎症が起きると、それ自体が代謝の機能不全や過剰な脂肪を招く

インスリンの過剰分泌が頻繁に起きると、余ったインスリンを分解することにかかりきりになって、脳に過剰に溜まったアミロイドβを分解する余力がなくなる

アルツハイマー病は、アミロイドβというタンパク質が神経細胞の中のミトコンドリアに作用し、酸素を吸って行うミトコンドリアの働きがうまくいかなくなり、活性酸素がいっぱい出て脳細胞に作用し、脳細胞が死んでしまう(中略)活性酸素が血管内の脂質を酸化すると、過酸化脂質という毒性の強い物質ができあがります。この過酸化脂質が血管の劣化を引き起こし、動脈硬化を促進させるのです。動脈硬化が悪化して、脳の血管が詰まれば脳梗塞、破ければ脳出血が生じます。その後遺症として起こるのが、脳血管性認知症(中略)腸内細菌には、活性酸素を消す抗酸化作用がありますが、活性酸素量があまりに多いとその毒性に負けてしまいます(中略)活性酸素は、腸内細菌を減らす最大の要因(中略)どんなに健康によい生活を送っていても、それを〝無〟に返してしまう〝もの〟がこの世に2つあります。これらは、腸内環境を大きく乱し、免疫力を著しく低下させる力を持ちます。その2つとは、ストレスと活性酸素(中略)ストレスが加わると、一方で交感神経を興奮させる、ということが起こります。すると、副腎髄質からアドレナリンが、視床下部からノルアドレナリンが、分泌されます。この2つは負の感情を引き起こすものとして知られていますが、免疫力をも低下させてしまいます(中略)ちなみに、コルチゾールはアトピーの治療薬として利用されています。いわゆるステロイドという名前の薬です。このコルチゾールが多量に出ると、免疫機能の低下をもたらす───藤田紘一郎教授(著書名失念)

いったいどのような訓練を受ければ、常に冷静さを保つことができるのでしょう。その答えは仏教の中にあります。多くの人は、仏教を宗教だと考えていますが、それは大きな間違いです。仏教を宗教化したのは釈迦の弟子たちであり、実は釈迦自体は、あの世のことなど、ひと言も語っていません。釈迦が教えているのは、この世での冷静さの保ち方、つまり脳や心の訓練法なのです。

私たち貧しい庶民の課題は、食べたり飲んだりすること以外に幸福感(ドーパミン効果ではなく)を与えてくれるものを増やすことだと思う。次のステップは、怒りをコントロールし、がん細胞に筋肉を食べられないようにするために、日常的に大局観を磨き境涯を高めることだ。大局観を持っていない人ががんに直面した場合、大局観を持ち高い境涯の人ならどうするか?と考えて行動することだと思います。最後のポイントは、食欲を抑えるアビガンは糖を排出しないということ。

関連リンク↓

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https://note.com/wandering_1234/n/n8ff49ca04641

https://note.com/wandering_1234/n/nf2ab9f735032

https://note.com/wandering_1234/n/n869030f183e8

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https://note.com/wandering_1234/n/n15c6ad1ad9c8

https://note.com/wandering_1234/n/n13db508d57ad

https://note.com/wandering_1234/n/n492fb768c9b7


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