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水【杖のレシピ】50/53

毎週水曜日は
杖を作ることを題材にしたお話です。

11月は 全体を通して
「今年 1年を振り返る」というテーマでいきます。

一年間なんだかんだで、
まほうの杖を作り続ける事ができました。

生活の中で当てられる時間はわずかでも、
継続して行くことに意味はあると思います。

先日、
「日曜美術館」のアーカイブを見たのですが、

震災に見舞われた能登での
伝統工芸の最前線にいる方々の取り組みに付いての特集だったのですが、

自分の中で印象に残ったのは、
漆芸作家の「鬼平 慶司」さんがおっしゃっていたことです。

「地震が起こって感じるのは、もうここまで来るとやりたいことをやった方がいいなと感じます。」

いつ死ぬか分からないということを間近に感じた中で、
本当にやりたいことを表現していきたい

とコメントされていました。

そして

「月から見た地球」を表現した漆器を作られていました。

本当に災害なんてなければいいし、
南海トラフも富士山の噴火も本当に起こってほしく無い。

本当に起きなければいい。
備えはするけど、本当にいや。

でも、
日本で生きることと自然の脅威がそばにあることは、
不可分だなと改めて感じました。

日本人はそのサイクルの中で、
生きて来たし、文化も繋いできたんだなと
とても感じました。

ほんの少しずつでも、
自分も表現を高めていけるようにと思いました。

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Wand Workshop
サポートしたいと思われましたら、ぜひ「こんな杖を作って見てという製作への要望」や「こんなことに利用して欲しい」と私にメッセージをください。想いをのせ、ぜひ一緒に活動を作りましょう。その際には必ず報告します。