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💊日記をつけること
こんにちは。ぱぴこです。
私がこの病気になってから、唯一毎日続けられていることがあります。
それは「日記をつけること」です。(本当は、気分障害の治療に効果的とされている朝散歩も続けたいのですが、体調の悪い日は難しいです・・・。)
今日は日記について書いてみようと思います。
1.日記を書くようになったきっかけ
精神科や心療内科の診察では、患者の主観的な情報が診察の上で最も重要になります。身体疾患のように検査値で病気の状態がわかるわけでもありませんし、観察してわかる情報(客観的情報)も少なすぎるからです。先生は私たちが診察に行ったその時の状態しかみられないので、日々の症状や経過に関しては、患者である自分が正しく伝えることができないと、治療方針あるいは病名まで変わってしまうこともあるかもしれません。
私も通院が始まって最初の頃は、何も記録していない状態で診察に行っていました。先生から細かい質問がありますが、前回診察時からの一週間を自分がどう過ごしていたか思い出せず、どんな症状がどのタイミングで出現したかも覚えていない状態でした。
毎日毎日同じような日々の繰り返しなので、余計に忘れてしまうんですよね。
そこで、もともと手帳や文房具が好きな私は、毎日日記をつけてみることを決めました。手帳は大好きな”無印良品”の”バーチカル手帳”にしました。
無印良品の手帳は紙質もいいし、シンプルなデザインで飽きも来ないので本当にお気に入りです :)
2.日記をつけるときの工夫
そんな私の「日記」ですが、日々、進化を遂げています(笑)。
始めはごく簡潔に、その日行った場所、起床・就寝時間、したこと程度しか書いていませんでしたが、そのうちその日の天気、体重、そして症状や内服状況も記録するようになりました。細かく記録を付け始めてからは、診察時に先生に話しがしやすくなりました。バーチャル日記は、時間毎に欄があるので、日々の記録に利用しやすいです。
その日々の記録をもとに、診察の前には
◎前回診察~今回診察までの経過
◎先生に聞きたいこと
をメモにまとめていきます。そうすることで、先生に伝えたいことを忘れなくてすむし、納得いくまで質問もできます。
診察後には、先生に言われたことや処方についてまたメモにまとめ手帳に貼ります。これを繰り返すことで、自分の経過と先生からの助言がセットで読み返せるようになります。
3.日記をつけることは「認知行動療法」にもなる!
日記をつけることには自分の行動を振り返るだけでなく、他にも、とんでもないメリットがありました。
これは日記をつけ始めた後に知ったことですが、日記をつけることは「認知行動療法」になるということです。
認知行動療法とは、物事のとらえ方にある問題点を修正して、気持ちにゆとりを持たせて、症状をやわらげていく方法です。専門家のカウンセリング等もこれに当たりますね。様々な精神疾患に対して行われています。
日記を書くことで、自分の行動や気持ちを振り返ることができます。自分の考え方の傾向に気付けますし、病気の症状や治療の経過も客観的に振り返ることができます。
ベストセラー作家の精神科医、樺沢紫苑先生の色々な本や、うつ病を抱えるYoutuberさん等も、皆さん口をそろえて「日記を書くと良い」「最後はポジティブな内容で締めくくると良い」と言っています。
また、樺沢先生はベストセラーとなったインプット大全・アウトプット大全で「ポジティブ3行日記」を推奨しています。「ポジティブ3行日記」とは、その日に「できたこと」を3つ書こういうものです。「ポジティブ」というところがポイントだと思います。そして、日記をつける時間は「寝る前」。ポジティブに締めくくって、良い気持ちで眠りにつくと良いそうです。
その本を読んでからは、私も「ポジティブ」を意識しています。ネガティブなことははじめに書いて、最後はポジティブな内容で締めくくります。
例えば「今日は頭痛があった。しんどかった。だけど気持ち悪くないし、ご飯をおいしく食べられたからそれでOK!」といった感じです。
それを心がけるだけで、不思議と「明日もぼちぼちやってこう」と、良い気持ちで眠れています。
日記はいいことづくめですね。
4.まとめ
今では、眠る前に日記をつけることが私の一つの楽しみになっています。時間毎の内容を書き、自由欄にポジティブ日記を書いたあとに、その日の体調や気分を総合して表すシールを貼っています。(いろいろな表情のかわいいシールです)。
シールを見れば、後から振り返った時に気分の波などもわかりやすいです。先生にも見せることができます。
日記をつけることは、いいことがいっぱいです。
今後も続けていきます。
ありがとうございました。
ぱぴこ