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ウォーキングと健康寿命の関係

厚生労働省の調査によると、2016年の健康寿命(他人の手を借りずに自立した生活ができる年齢)は男性が72.14歳、女性が74.79歳。一方で平均寿命は男性80.98歳、女性87.14歳であり、この差は実に男性で約9年、女性で12年でした。
この差をどう捉えるでしょう?
今、日本は世界一の長寿国であり、健康寿命をいかに延ばすのか?が重要視され、その一環として推奨されいるのがウォーキングです。
では、実際ウォーキングでどのような効果が報告されているのでしょうか?
本日はウォーキングと健康寿命の関係を調査してみました。

ウォーキングを継続した高齢者はどうなったか?

本日紹介する
地域在住高齢者の身体・認知・心理機能に及ぼすウォーキング介入の効果判定
では、

週3日,1回につき30分のウォーキングを12週間継続できた介入群25名の測定値は,介入後6分間歩行距離が延長し,主観的健康感,生活満足度,生きがい感といった心理面の向上が認められた。

と報告されています。
つまり、ウォーキングにて健康状態の改善効果があったことが示唆されています。

どのくらいの運動強度か?

ここのでのポイントはウォーキングをどのくらいの運動強度で実施したのか?です。
報告では

ウォーキングの速度(強度)は自分で快適だと思える速度(強度),いわゆる快適自己ペース(低強度~中強度)で行った

とされています。
ウォーキング療法士ではボルグスケール13程度(少しきつい)の歩行速度を推奨していますが、高齢者と考えると最初は自身が快適に歩ける速度から始め徐々にスピードを向上していくことが良いと考えられます。

まとめ

ウォーキングは気軽に始められる運動ですし、高齢者でも取り組みやすい運動です。
その効果を正しく伝えることもウォーキング療法士の役割です。
しっかりと正しい知識を持って、健康寿命の延長に貢献していきましょう。
ウォーキングを指導し、その方の健康寿命をサポートしてみませんか?
療法士として、社会貢献ができる手段がウォーキング療法士です。

ウォーキング療法士の詳細はこちらから
https://iairjapan.jp/wt/

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