外反母趾にはこれ
ウォーキングの相談でよく聞かれるのが”外反母趾”についての悩みです。
外反母趾の患者の割合は、成人の約4人に1人、全人口の2~4%と推定されています。女性や65歳以上に多く見られ、女性のほうが男性に比べて9:1の割合で多い症状であり、”長く歩けない”、”痛みが怖い”などの悩みが多く聞かれます。
その外反母趾に対して予防するためには内側縦アーチを維持することが重要です。では、その内側縦アーチを維持するためにどの様なことを指導すればいいのでしょうか?
本日は外反母趾予防のための運動について調べてみました。
外反母趾を予防するために注目するべき筋
外反母趾を予防するためには内側縦アーチがしっかりと保持できていることが重要です。その内側縦アーチは以下の筋により保持されます。
後脛骨筋:舟状骨を引く
前脛骨金:第1中足骨底を引く
長母趾屈筋および長趾屈筋:第1~5趾を引くと同時に距骨と踵骨を安定させる
母趾外転筋:第1中足骨と距骨を引く
特に内在筋である母趾外転筋は、静的な足のアライメントおよび歩行中の足のキネマティクスを改善する効果があり、偏平足の人々においては、内在筋強化運動がアーチの崩壊を防ぎ、バランス能力を向上させる役割があります。
母趾外転筋をどう鍛える?
今回紹介する
9種類の異なる足の運動中の母趾外転筋の活動と内側縦アーチ角度の比較
では
と報告されています。
つまり、片足スイング運動は、足部内在筋のセルフエクササイズに有効である可能性があります。
まとめ
ウォーキングは非常に効果的な運動です。
しかし、身体の状態によっては歩きにくさが生じます。そのために、まず、家庭でできる簡単な運動を指導していきましょう。ウォーキング療法士はそのコツをお伝えしています。
ウォーキングを指導し、その方の悩みをサポートしてみませんか?
療法士として、社会貢献ができる手段がウォーキング療法士です。
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