介護予防で意識しておきたいこと
厚生労働省によると、2020年度の要介護(要支援)認定者数は約682万人となり、前年度に比べ約2.0%増加しています。
認定者を要介護度別にみると、最も多いのは要介護1の140.1万人となっています。次いで要介護2が116.6万人、要支援1が96.1万人、要支援2が94.9万人となっています。
それに伴い、当然介護保険の給付金も年々増加しています。この社会問題となっている、介護保険に対してウォーキング療法士はどのような貢献ができるのでしょう?
本日はウォーキングで可能な介護予防について考えてみました。
介護予防で気を付けるポイント
今回ご紹介する
地域在住の要支援・要介護高齢者における生活空間での移動性の 広狭を判別する修正版5回椅子立ち座りテストと 片脚立位時間のカットオフ値の検証
では、
とされています。
具的的には
と報告されています。
つまり、下肢筋力、立位バランスの維持が介護予防につながることが考えられます。また、他の研究ですが、片脚立位と歩行能力の相関もあることが確認されています。
以上を考えると、ウォーキングにて下肢筋力、バランス能力の維持・改善が可能であり、それが介護予防につながることが考えられます。
まとめ
ウォーキングは気軽に始められる運動です。
地域で介護予防としてウォーキング教室を開く際には、片脚立位や立ち座りテストを定期的に測定し、ウォーキングの効果を客観的にフィードバックしていき、介護予防に貢献していきましょう。
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