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運動時の水分補給について

2023年は酷暑が続いており、毎日猛暑日が記録されています。
日中の運動は避けていただき、早朝などの比較的涼しい時間の運動をおすすめいたします。
しかし、いくら早朝でもやはり夏のため発汗量は非常に多くなります。その際に気をつけていきたいのが水分補給の方法です。
本日は運動時に効率的な水分補給の方法について整理しましょう。

水だけの水分補給は危険

高齢者で水分補給を水またはお茶でしている人を見かけることが多くあります。しかし、脱水時に水だけを補給すると体液のナトリウム濃度、特に細胞外液の濃度が薄くなっていきます。細胞外液に最も多く存在するナトリウムイオンの濃度が少なくなると、全身の倦怠感・吐き気・嘔吐などの症状が現れ、さらにひどくなると意識障害やけいれん・昏睡に至ることがあります。

水分補給はスポーツドリンクで!

運動時の水分補給は水ではなくスポーツドリンクがおすすめです!
スポーツドリンクには糖分が含まれており糖質は塩分と一緒にとることによって、腸管での水分の吸収を促進する働きがあるのです

スポーツドリンクの種類

スポーツドリンクには2種類あります。それがアイソトニック飲料とハイポトニック飲料です。
アイソトニックとは、ヒトの安静時の体液と同じ濃度に設定されたスポーツドリンクです。安静時においては同じ浸透圧のため吸収が速く、また糖質が多く含まれていてるので、長時間の運動のエネルギー源になります。
そのため、運動開始前、運動後の摂取が推奨されています。

一方ハイポトニックとは、ナトリウムや糖質の濃度が低めで、ヒトの安静時の体液よりも低い浸透圧に設定されています。運動による発汗で、体液が薄くなっている状況おいては水分が腸管で速く吸収される特徴があります。
そのため、運動時の水分補給はハイポトニックが推奨されています。

まとめ

ウォーキングを指導する際、対象者に正しい方法をお伝えすることが重要です。しっかりと、科学的な根拠に基づいた説明をしていきましょう!
ウォーキングを指導し、その方の健康寿命をサポートしてみませんか?
療法士として、社会貢献ができる手段がウォーキング療法士です。

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