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ロコモと歩行
日本人の65歳以上人口は、3,621万人となり、運動器の障害を有する高齢者人口が増加し、要介護あるいは要支援状態となる原因の20%以上を占めています。
そのため、運動器の機能障害の早期発見および運動器障害の進行予防のため、「ロコモティブシンドローム(ロコモ)」という概念が提唱されています。では、このロコモに対してウォーキングの効果はあるのでしょうか?
本日はロコモと歩行の関係について調べてみました。
ロコモに対する歩行の効果
今回ご紹介する
ロコモティブシンドロームと歩行
では
60歳以上の女性住民46名を対象に、8週間の1日当たり10分間の歩行時間の増加介入が身体能力に与える効果を検討している26)。その結果、8週間の1日当たり10分間の歩行時間の増加介入は、ロコモの診断の有無にかかわらず、中高強度の歩行活動時間と2ステップテストの増加をもたらした
と報告されています。
つまり、いつもお伝えしている中強度のウォーキングを実施していただくことで、ロコモを予防することが理解できます。
ウォーキング療法士としてどこに注目するべきか?
同じ研究では
ロコモ度2と判断された対象の歩行速度は、非ロコモあるいはロコモ度1と判断された対象に比べて有意に遅く、また、1分間当たりの歩数であるケイデンスと歩幅は、非ロコモと判断された対象に比べて有意に小さかった
(中略)
ロコモ度2と判断された対象の股関節伸展の最大角度が、非ロコモあるいはロコモ度1と判断された対象に比べて有意に小さく、ロコモ度1あるいはロコモ度2と判断された対象の股関節伸展の最大角度が、非ロコモと判断された対象に比べて有意に小さかった
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と報告されています。歩行速度や歩幅を維持していくことが重要と考えられます。そのためには、しっりと股関節を伸展させ、歩幅を広くし、歩行速度を向上する必要があると考えられます。
まとめ
ウォーキング療法士では、骨盤を使い歩幅を広げる歩き方を指導しています。この歩幅を広げる歩き方がロコモを予防するにも効果的であると考えられます。しっかりと歩幅を意識して指導していきましょう。
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