スポーツの基本は走ることではなく歩くこと
立つ⇒歩く⇒走るの順番が大事
何事も基礎が大事と言います。
人間は直立二足歩行する唯一の動物です。
つまり、体をまっすぐに立てて二本足で歩く運動が人間としての基礎の運動になります。そのため走ることよりも先に、歩く練習をすることが大事です。
スポーツの基本
スポーツの基本は、走ることだと言われます。
しかし、歩くことができないと走ることはできません。
立つことができないと歩くことはできません。
立つ⇒歩く⇒走る の順番です。
立つことができない人は走ることができません。
走ったとしても、速度はあがりませんし、無理がかかるので膝を痛めたり腰を痛めたりする原因になります。
マラソン初心者が膝を痛めるのは、走るための筋力が付いていないためと言われますが、そういう人は、そもそも立つための筋力も不足しているのかもしれません。
リハビリでも、まず立つことから始めますし、できないことがあれば、一つ前の段階に戻って訓練をおこないます。
速く走りたければ、まず歩く練習、正しい体の使い方で歩けなければ、立つ練習からおこなうことが、遠回りのようで近道になります。
歩くことは片足立ちの連続
スポーツでは片足立ちで安定して立つことが大事です。
ジャンプでの踏切も、着地も片足でおこないます。
片足で安定して立つことができれば、両足でも安定して立てます。
そのため片足立ちの練習である歩きを練習することが大事です。
ランニングでは片足で地面をまっすぐに押します。
片足立ちができなければまっすぐに押すことはできません。
まずは片足立ちの練習をします。
そのあと片足立ちができたら、ウォーキングに移行していきます。
歩くことは片足立ちの連続です。
また、前方にバランスを崩して体重を移動する練習です。
崩れたバランスを片足で受け止めて立て直す練習です。
そこからジョグ、ランニングと続きます。
片足立ちチェック
赤ちゃんは誰にも教わることなく、1年ほどで歩きます。
誰にも教わることが無いため、人はみな自己流の歩き方をしています。
自分が正しい歩き方をしているか、片足立ちチェックをしてみてください。
やり方は簡単です。
壁に背をつけて寄りかかったまま、へそを左右にズラさないように片足を上げるだけです。右足を確認したら左脚も上げてみてください。
脚を上げることができない人もいるかもしれません。そんな人は歩いているときには、お尻をフリフリしながらであったり上体を左右に揺らしながらなど特徴のある歩き方をしているはずです。
私の整体院でも、患者さんに体のチェックとしておこないますが、腰痛の患者さんは出来ない人が多いです。膝が痛い人もほぼできないです。