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一般化のワナ#38
こんにちは。わくわくらすです。
「一般化のワナ」という考えを知りました。これは自分だけの限られた経験をさも一般的で誰にでも当てはまるものだと考えてしまうことです。経験というのは個人によって違い、全く同じ経験をした人はおそらくいないことだと思います。
例えば、入試を猛勉強の末、くぐりぬけて有名大学に入学した人は「学力を上げるが大事」というだろうし、推薦入試などで合格した人は「人間性を磨くことが大事」というでしょう。
学力を上げることも人間性を磨くこともどちらも大事です。なのに、人間は自分が経験してよかったと思う方に肩入れをし、まるでそれが皆に当てはまるかのように考えてしまいます。
また、一般化のワナにひっかかりやすい問いかけとして二者択一の質問があります。例えば、「学校の授業と塾の授業のどちらがいいか」です。
これも個人の経験によるところが大きいです。なのに、私たちはどちらかが答えかのように論じてしまうことが多いです。
AとBのどちらが正しいかと問われると、思わずどちらかが正しいのでないかと思いこんでしまいます。
ここ最近の報道を見ていると、「どちらが正しいか」という対立が多い気がします。「子どもは褒めて伸ばすべきか、叱って伸ばすべきか」「この施策は続けるべきかやめるべきか」などどちらかに答えを合わせてしまう問い方です。
子どもは時にはほめて伸ばすときもあれば、叱って伸ばすときもある。この施策は続ける状況もあればやめる状況もある。言われてみれば当たり前です。
一般化のワナにひっかからないために必要なことはなんなのでしょうか。
それはAという考えもBという考えもできるだけ納得できるCの考えを見つけることです。
なんだかすごく極端な世界になっているなと思います。白か黒か、0か100か。正しいか正しくないか。相手の意見を叩き潰すことに優越感を感じている人が多いのかな、と考えてしまいます。
といいますが、これも私自身の経験からくる一般化なのだと思います。まずは自分にそういう傾向があることをしっかりと自覚するところから始めたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。