猫も杓子も1on1。でも本当に大切なのは1on1ではない

ここ最近、あちこちで
「1on1が大切だ!」
と聞きませんか?

書籍もYouTubeも、
「マネジメント」
といえば、とにかく1on1。

Google Trendを見てみたところ、
やはりここ数年で
大きく伸びていました。

私自身も、
メンバーとの1on1のやり方について、
何がベストであるのか、
日々試行錯誤をしています。

そんな背景もあり、今回、
「そもそも1on1とは
何のためにするのか」
を改めて考えてみました。

・キャリアの相談をするため?
・業務内容の相談をするため?
・不満をぶちまけるため?

どれも間違いではありませんが、
これは「表面的な捉え方」
だと思います。

今回、別の観点で考えてみたので、
共有させてください。


キャリア相談、業務相談、不満…。

いずれも本来は、
日常接点の中で
相談・解決するのがベストですよね。

しかし実際には、
「マネージャーの人間力や能力が不足しており、
日常接点では消化できないので、
1on1という形で半ば強制的に、
相談の機会を設けている」
ということなのではないでしょうか?


そうすると、
「1on1があるから、
日常接点を弱くしてよい」
ということには、
当然ならないですよね。

むしろ、本来あるべき理想は、
「1on1が不要になるくらいに、
十分な日常接点を持っている」
ということだと考えました。


上記を前提に、
もう少し踏み込んで言うと、

「日常接点をないがしろにしておいて、
1on1がうまくいくはずがない」

「日常接点を強化しているからこそ、
改まった1on1の場において、
心理的安全性高く
踏み込んだ対話ができるようになる」

私だったら、
「日々の信頼関係がない上司に、
1on1の時だけは特別に、
全てオープンに話す」
なんてこと、
絶対にあり得ませんからね!

  • 普段から何気なく話しているからこそ、
    1on1で本音を引き出せる

  • 「この人は自分をちゃんと見てくれている」
    という信頼があるからこそ、
    1on1でも相談しやすい

結局、1on1とは
「日常会話の延長」
であり、
「1on1単体で成り立つもの」
ではありません。


今回、改めて
「1on1とは何なのか?」
を考えたことで、
自分の至らなさを痛感しました。

「日常のコミュニケーションを
強くしておくことによって、
やっと1on1で、
本当に必要な対話ができるようになる」

まずは何より、
日常の接点を大切にしていきます!

今日も、ワクワクしていきましょう!!💪

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