チームの絆を強める!#自分がどのようにメンバーから見られているかを知ること
今回のエンゲージメントカード活用事例は、「個人の自律とチームの連帯感(連帯責任感)の高さ」を大切な要素として、社員全員が日々研鑽に取組み、仲間と協働して成果を上げていく。
常に人間形成を主眼においた成長企業であることに価値観をおき、その結果として社会全体に貢献できる企業であることに全員で取り組む。
そんな企業で働くチームメンバーの皆さまで「エンゲージメントカード」を使用していいただきましたのでご紹介します。
とは言え、チームの皆さまでカードを使用するのは3回目!
今回は「他者から見た自分について知る」をテーマに活用いただきました。
多様な考えや価値観を持ったメンバーと共に働くこと
・昨年度の新卒者のOJTが終わり、「新人だった」メンバーが自信を持って活動できること。
・確固たるチームづくりでメンバー全員が「働きがい」を高められるような動機付けができること。
・考え方や価値観が多様化しているなかで、個々を尊重し合い、関係性の質を高められること。
『どうしたら心理的安全性を高め、チーム全員がベクトルを合わせて、仲間と協働し成果を上げられるだろうか。』
そんな問いから、お互いに「承認し合える時間」を持つことが必要なのではないかと考えられました。
特に心理的安全性の高い職場環境は、リーダーに大きく左右されることから、リーダーの日々の行動を言語化してメンバーに伝えることが最優先課題と捉え、エンゲージメントカードで「他者から見た自分」でプレイすることとなりました。
自己理解を促す:他者から見た自分を知ること
過去にエンゲージメントカードを使用して「個人の価値観の共有」「チームの価値観の共有」を実施しているメンバーです。今回は自分を知ること(自己発見・自己理解)を経て、ジョハリの窓の自分のなかの四つの領域を示す窓のうち「開かれた窓」を広げることが目的でした。
他者から自分に対するフィードバック(私はあなたをこう思うよ)を受けて、自分が認識していなかった自分に気づくことができるでしょうか。
対象者のイメージに近いカードを全員がそれぞれ最大3枚選んでいきました。
対象者はどのカードを選ばれるのか、ドキドキしてホワイトボードの陰から覗き見る光景もありました^^
そして、全員が対象者に選んだカードの理由やエピソードを説明し始めました。
お客様への友情・仲間!?
ひとりの人が対象者に【友情・仲間】のカードを選び、こう言いました。
「この友情・仲間は、あなたがお客様に対して大切にしているだろうという理由があり選びました。それは、カードに書かれている価値観のワードではなく、カードに書かれている価値観の説明をみて選びました。」
エンゲージメントカードplusには価値観(言葉)の意味が書かれています。
友情・仲間の説明に「志や想いに共感し、お互いを尊重する関係」とあります。
選んだメンバーは対象者に対して「お客様の志や想い、ありたい姿の実現のために、お互いに尊重し合い、良いパートナーになろうとしている姿が伝わっているよ。」と言いました。
その対象者とは、昨年度の新卒者(新人だった)メンバーです!
対象者は「このカードをもらったからこそ、お客様やメンバーとの関わりを深めたい。もう新人と呼ばれる期間は終わったので、これまでの立ち位置に甘んじることなく頑張っていきたい!」とワクワクした表情でおっしゃっていました。
チームの絆を深める瞬間に出会う
リーダーが二人のメンバーに選んだカードがあります。
【自由】指示をして行動しているときより、自律的に行動しているときのほうが、ワクワクしながら多くのアイデアが生まれて良い成果が出ていると思う。もっと「自由」に仕事をしてほしい。
それを私は「承認」するし、「責任」を持つから!
【自律】日頃、あまりに「冷静」で、正直、何を考えているのか理解できていないときもあった。
でも、一緒に仕事をしていると、人一倍「愛」や「素直さ」がある人。
素直になんでも話してくれることで、自律的に仕事ができている人だと信じることができた。
これからも「自律」を大切にして、一緒にメンバーを牽引してほしい。
これを聞いたメンバーは、
「普段の仕事の中では見えないことを言語化して伝えてもらうことで、自分がこう思われていたから、こういう対応をしてくれていたということを理解できた。これからチームで仕事をしていくうえで、もっともっと強いチームになれると感じた。」とおっしゃいました。
そして、リーダーは、「カードの力を借りて、メンバーに期待する言葉をかけることができた。また、日ごろ皆に伝えたいと意識していることをメンバーが理解してくれていて嬉しく思いました。」と伝えていました。
本当に成果を上げられるチームは「優秀なメンバーがいるか」ではなく、「いかにメンバーが協力しあえるか」なのだと思います。
みんなの感想
・仕事の側面だけでなく、パーソナルな側面も見てくれていると思うと嬉しかった。
・日頃、良くも悪くも感情が出せない性格だけど、カードの力で言語化して自分の感情を出すことができた。
・メンバー間の想いを理解できることでスッキリしたし、現状のスキルやマインドを明確にできたことで、チームのあり方が明確になった。
・リーダーの立ち位置では見ることが出来なかった「メンバー同士の関係性」を知ることができたので、各メンバーの役割を明確にして、より良いチームをつくっていきたい。
・OJTが終わるメンバーがいるので、3か月後にもう一度カードを実施して、環境や心境の変化の理解を全員で共有したいと思う。
最後に皆で“前のめり”のポーズ!!
明るく楽しく、そして強いチームワークで仕事をされている皆さまと一緒にワクワークな時間を共有できて、幸せなひと時でした!
ありがとうございました。
『もっとワクワークする世の中を!』
ぜひ、皆さまの身近な活用例やワークショップ事例をご紹介ください。
お待ちしています。