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u-note(宇野常寛の個人的なノートブック)

宇野常寛がこっそりはじめたひとりマガジン。社会時評と文化批評、あと個人的に日々のことを綴ったエッセイを書いていきます。いま書いている本の草稿や没原稿、なども載せていく予定。SNS…
僕はもはやFacebookやTwitterは意見を表明する場所としては相応しくないと考えています。…
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#宇野常寛

「個人的なノートブック」を再開します。

突然ですが、個人のノートブック(定期購読マガジン)を再開します。3年ほど前に、実は少しだ…

宇野常寛
3年前
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「弱い自立」の「一丁目一番地」

先週末にPLANETSCLUBで「ムジナの庭」の鞍田愛希子さんを招いて、オンライン講座を開いた。彼…

宇野常寛
17時間前
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「速すぎるインターネット」を克服するための攻略ポイント

先日『楽天大学ラボ』で 笹原和俊さんと山口真一さんとの対談の司会を行った。テーマは「SNS社…

宇野常寛
2日前
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『ファーストキス 1ST KISS』と「推し」の問題

先日、成馬零一さん、三宅香帆さんの三人で映画『ファーストキス 1ST KISS』についての座談会…

宇野常寛
3日前
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なぜジャニーズやフジテレビを「なんとなく庇いたく」なる人がいるのか

最近フジテレビの問題について考えることが(イヤでも)多く、そのせいでジャニーズの問題につ…

宇野常寛
5日前
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なぜいま「街」と「暮らし」から考えるのか

いまやPLANETSの中核的な事業パートナーとすら言える小池真幸くんが、いま地元(横浜)で「書…

宇野常寛
8日前
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「共同幻想」から「共異現実」へ

昨日は秋田から人類学者の石倉敏明さんが東京に来られたので(雪で飛行機が遅れてたいへんだったとのこと……)、『庭の話』についての対談に応じてもらった(後日動画公開)。議論は人間「外」の事物とのコミュニケーションについてこれまでとは違うレベルで要求されるだろう、というところからはじまった。要するに片方にAIを「前提」にした社会のスマート化があり(落合陽一『デジタルネイチャー』的なもの)、もう片方にSNSプラットフォームの相互評価/承認のゲームを相対化するために人間と事物との関係(

『庭の話』のつくりかた(「聴く」ことを「庭」的に活かす)

最近「庭の話の話」と題して『庭の話』について議論する動画を配信している。 第一弾は哲学者…

宇野常寛
11日前
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僕のつくりたい「本屋」の3つのコンセプト

昨日と今日は改めてこの春開店する予定の「宇野書店」がどうあるべきかについて考えていた。 …

宇野常寛
12日前
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『敗戦後論2025』への試論

先日代官山蔦屋書店で國分功一郎さんとの対談イベントがあった。今日はそこで國分さんと議論し…

宇野常寛
2週間前
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「人生100年時代」のキャリアと知識社会について

(本題の前にお知らせ) 僕の私塾「PLANETSCLUB」は、この春に既存の講座の一部をリニューアル…

宇野常寛
2週間前
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「手段」から解放されること、「制作」もハードルを下げること、「つくる」のではなく…

先日、久しぶりに箕輪厚介さんと話した。フジテレビの問題をはじめとして、いろいろなことを話…

宇野常寛
2週間前
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80年代の負の遺産(『フジテレビ』はその象徴)をどう処理するか

昨日、戦後のある時期ーー80年代以降ーーの日本社会と「テレビ」文化の関係についての文章を書…

宇野常寛
2週間前
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「テレビっぽさ」と戦後日本

今日はテレビについて書きたい。フジテレビの会見を昨晩少し観て、久しぶりにテレビについて考えたことがあるので、それを書くつもりだ。本題ではないので、先に僕の見解だけ書いておくと昨晩の会見については明らかに「トカゲのシッポ切り+朝まで会見で同情を買って幕引き」というのがフジテレビの狙いで、この程度のことを理解していない記者が多すぎると感じた。 僕は、日枝久以下の管理職は全員辞任し、外部に買収されて「フジテレビ」の社名をなくしてしまうことがもっともよい落とし所だと思う。そうするこ