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宇野常寛がこっそりはじめたひとりマガジン。社会時評と文化批評、あと個人的に日々のことを綴ったエッセイを書いていきます。いま書いている本の草稿や没原稿、なども載せていく予定。SNS…
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#國分功一郎
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『中動態の世界』は情報技術によってあまり良くないかたちで回復してしまっているのではないか(という問題を歴史認識とテラスハウスから考える)話
昨日は僕の私塾(PLANETSCLUB)で、國分功一郎さんと熊谷晋一郎さんの対談本『責任の生成』を取り上げた。本全体を僕なりの視点で解説する講義と、参加者同士のディスカッションを交えた形式なのだけれど、今回は題材が良かったのかかなり盛り上がった。 参加者の中には現役の医師や介護従事者がいて、それぞれの現場から持ち帰った知見から意見が交わされた。特に話が盛り上がったのが、本の中でも争点になっているパターナリズムと自己決定のジレンマをどう解消するかという問題と、情報技術と中動態