『Humankind 希望の歴史』レビュー
はじめに
2021年5月に建築基準法に特化したコンサルティング「ワクコエテ」をはじめ、そのプロモーションの一環としてnoteをはじめました。
やはり「プロモーションとして書く!」というとやはりネタをどうしようか、書き出すと技術的なことを書き連ねてしまい文字数が増え、1つの記事を書くにも多くの時間がかかってしまっていました。
その結果、noteに記事を書くことがしんどくなってしまい、記事数も増えない2021年となりました。
2022年はまず「書く」ということを目標に掲げ、仕事に直接関係する建築系に囚われず、なんでも書いていこうと思っております。
「書く」という行為は思考のアウトプットという訓練、記憶の定着を促す等いいこと尽くめ。
という訳で手っ取り早く今年読み切った『Humankind 希望の歴史』の感想文から書いていこうと思います。
正直、書くというトレーニングのために書きますので、かっこいいことを書く、いいことを書く、とかの邪念をなし書こうと思いますので、
Amazonレビュー程度で読んでいただければ幸いです。
しかし、この読書感想分を書くにも、もう少し軽い本から始めればよかったなといきなり後悔。しかしこの手の本ばっかり読んでますので、頑張って書こうと思います。
この本を選んだきっかけ
今回はtwitterの紹介からこの本を選びました。
最近読む本が歴史系やビジネス系、情報系が多く、この本のタイトルに「歴史」いうワードがあり、tweetでも絶賛されていたということから購入しました。また最近は翻訳本が多い傾向です。これもイメージ先行かもしれないのですが、しっかり根拠が書かれている感じがよく、昨年もほとんど翻訳系の本を読んでます。
また最近本を選ぶ手法としては、ビル・ゲイツが紹介している本から選んでます。直近読んだ本としては『暴力の人類史』です。この本はビルゲイツが絶賛しており、これは読んでみようというところから購入。
かなりのボリュームで心折れそうになりましたが読み切りました。
『暴力の人類史』のレビューもいつか書きたいと思います。
『Humannkind 希望の歴史』レビュー
前置きが長くなってしまいました。
そろそろ本編について書こうと思います。
別に長く書こうと思っているのではないの手短に。
この本のテーマになっているのは「性善説」と「性悪説」について。
性善説は「人間の本質は善である」という意味合いで、性悪説はその逆。
筆者のルトガー・ブレグマンはこの本で「本来人間は善である」ということを歴史・思想・政治・心理学等の様々な切り口より証明し、エピローグとして「人生の指針とすべき10のルール」を掲げています。そのルールを羅列しますと
この1つ1つを気になる方は是非読んでいただきたいのですが、やはりこの「性善説」の関わり方についてはとても考えさせられました。
私も人とのコミュニケーションをとるときは、ベースは性善説的なスタンス。しかし、すべて他者を信じているかと言えばそうではありません。
ホームで落下措置がない場合、先頭に立ちません。誰も押さないとは思うのですが、やはり怖い。お客様との対応する場合も色々なトラブルを想定して行動しています。そのこと全てが『善』とはかならず結びつかないのですが、しかしながら、他者が性善説というスタンスが分かるのであれば、物事はもっと楽観し対応できるのではないか、
そんな現実はあるのではないか、のような事を考えさせられました。
またこの本では性善説というワードからもいろんな切り口で論じられています。そこから共感・共有についても言及されています。
私は個人でスモールビジネスを行っておりますので、
このような人との共感・共有については非常に重要なファクターだと思っています。
これを意識しコミュニケーションできるということはとてもいい結果を導き出せる、また現状の自分のスタンスは間違ってはいなかったなどの自己肯定感を感じることが出来ました。
私の最近のテーマは『共創』です。
ビジネスでもそうですし、個人のスタンスもこのワードを意識しています。
昔からある概念かとは思いますが、このコロナ禍でさらに注目されてきたワードではないでしょうか。
この『共創』を意識するにあたりこの書籍は色々刺激をあたえてくれる良書だったなと思います。
以上、個人的感想です。
https://gigazine.net/news/20210616-bill-gates-summer-books-2021/
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