椿の器から
私が住む八幡市にある松花堂庭園では、毎年春休みに「松花堂つばき展」が開かれます。
こんなにたくさんの品種があるのか、と驚かされます。
たくさんの品種が開発されたのには、茶道も大きく関わっているそうです。
今でも、ツバキは冬の茶花として大変重宝されていますが、千利休の時代から始まっているそうです。
千利休には武士の弟子がたくさんいましたが、茶道に通じた大名たちの国許で、多くの園芸品種が生み出されたのだとか。
古田織部→出雲ツバキ
高山右近→加賀ツバキ
細川忠興→肥後ツバキ
…などなど。
茶道を学ぶと色々なことにつながっていきます。
今まであまり興味がなかったことにも、色がついていきます。
今年のつばき展も中止になってしまうのかな?
抹茶碗は時には本当の花以上に季節を感じさせてくれますが、やっぱり春になったら、庭園に咲く椿は見に行きたいなぁと思います。
早く春が来て欲しいです。
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