夜田わけいの豊衣足食 2025年1月号
あけましておめでとうございます。
今年も良い年にしたいですね。
昨年は、SFファンジン空想科學小説コンテスト努力賞の受賞があり、前進した一年になりました。
今年は、小説の執筆と、ゲーム制作を頑張る一年にしたいなと思っています。
今年もよろしくお願いいたします。
【今月の詩】
今月は観測地点で詩が降らなかったので
詩はお休みです
【今月のおすすめ書籍】
アレクサンドル・ソルジェニーツィンの『収容所群島』を飛ばしながら読んだのだけど、あまり面白い感じがしなかった。
これによると、メモに番号を振るといいらしい。
これから振っていきたい。
年末のブックリストの時期がやってきた。
今年のおすすめ書籍3冊には、以下の3冊を選定した。ブクログのアカウントを見て欲しい。
2024年よかった本3冊 夜田わけいさんが作ったブックリスト #ブクログブックリスト
『あるデルスィムの物語』
『やわらかな復讐』
『超一流になるのは才能か努力か』
また選外に以下の書籍を選定した。
次点
『ダーザイン詩集』
『スペシャルQトなぼくら』
年内には500冊を読み切り、500冊で読み納めとなった。
新年の読み始めは『竜の医師団』。また感想を書きたい。
【気になったニュース】
その1
この前あったポストの、技術者倫理に近い話になると思うのだが、現代のカメラはあまりにも小型化され過ぎていて使う人の倫理性が問われている気がする。医療用のカメラもかなり小さい。しかし用途が犯罪になる可能性がありながらも、もっとカメラを小さくしたいという人間の探究が終わることはないだろう。
カプセル型カメラ
内視鏡
Amazonの小型カメラ
これだけ小さいと、購入後に犯罪的な撮影に使われる(ポルノなど)可能性はめちゃめちゃあるだろうから、購入に色々と制約があるのかもしれない。そうであって欲しいと私は思っている。
調べていくとこれはいわゆる「ナノテクノロジー」の類でもあるようだ。『SF評論入門』のドゥニさんの論考にもナノテクノロジーに関する言及があり、彼の論考にもナノテクノロジーの倫理について触れられていた。彼が論じるところの荒巻義雄のデビュー評論『術の小説論――私のハンライン論』によれば、SFの本質は「脱倫理性」にあるという。いみじくもナノテクノロジーに関する倫理性が将来問われるのかもしれない。
とはいえこの技術が進歩することは蟲医の可能性を高めることにもつながっていくだろうことは、まずもって疑いようがないと思われる。
引用
カメラ画像:
十倉佳史胃腸内科クリニック カプセル内視鏡検査
トーワム小江戸病院 経鼻消化器内視鏡(PENTAX製 EG-1690K) 世界で一番細い経鼻内視鏡
参考
ナノテクノロジーとその医療への応用における倫理的諸問題:
https://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/eth/site-wp/wp-content/uploads/2019/07/kato.pdf
巽孝之、荒巻義雄ほか『SF評論入門』ドゥニ・タヤンディエー「荒巻義雄「柔らかい時計」—シュルレアリスムとナノテクノロジーのイマジネーション」
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